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ピアノを上から撮影する

自作の卒園ソング『こころのたからもの』の練習用動画を作りました。 ※ ピアノの練習や、歌の練習にお使いいただけます。 ※ 楽譜はこちら↓↓ ※ 楽譜はこちら↓↓ 勤務先の保育園で、今年度もこの曲を歌って下さることを受け、作成しました😊 保育園の先生にとって、日々忙しい中で譜読みをしたり、新しい曲を覚えるというのは、とても大変なことだと思います。 それにも関わらず、私の作った曲を一生懸命に奏で、子どもたちに教えようと努力している先生方を見ると、何か助けになることはな

一人で七人斉唱してみた

自作の卒園ソング『こころのたからもの』の【ピアノ伴奏版】です😊 自分で弾き歌いをした録音を聞きながら、6回歌って声を重ねました。 つまり、自分 × 7人の斉唱になっています。(笑) 伴奏がシンプルなので、ピアノ伴奏だと物足りないかもしれないと不安でしたが、こうして聴いてみると、アレンジしたものよりもしっとりとしていて、我ながら満足しています😌 ※ 今までの『こころのたからもの』は【合奏編曲版】になります。サムネイルの左上に表示を色違いで入れました✨ ☆ 楽譜もそれぞ

自分の作ったものが、自分のものになる時

昨年度末、私が作った『こころのたからもの』という曲を、卒園する子どもたちが歌ってくれました。 ※ この曲の楽譜はこちら↓↓ ※ この曲の楽譜(音名・コード付き)はこちら↓↓ ※ この曲の楽譜(簡単版・音名なし)はこちら↓↓ 「心」 唯一無二 いつでもここに在る 宝になるもの 心って不思議だなぁと、思い浮かぶままにこんなメモを残していたのですが、曲に乗せて伝えたいものがあったとするなら、こんなことなのでしょう。 曲の成り立ちを辿っていきます。 〈ことば〉ができ

イタリアで作ったひとつの歌

記憶にある中で、私が自分の曲を奏でてみようと試みたのは、小学校の低学年の時だ。 ピアノの練習を一通り終え、その延長でテキトーに鍵盤を鳴らす。 それはまだ和音も調性もちぐはぐな即興音楽だったように思う。 一つ鳴らした音から、次に鳴らす音を考えるのが楽しく、そして一度奏でたものはすぐに忘れ、常に新しい気持ちで新しい音を作る感覚。 イタリアに留学し、そこで経験したのは言葉の壁であったが、外国語の壁というよりは、感情と言葉の間にある壁。 この「ありがとう」という気持ちを、g

自然探索を創作に取り入れる

今回は、童謡『どんぐりころころ』です。 急激に冬になって、心身ともに戸惑いが隠し切れません。。 この動画の背景は、今年の秋に登山をしたり、渓谷を訪れた際に撮った写真を用いています✨ どんぐりとドジョウは絵に描き、パワーポイントを使って動かしてみました。 今までは背景も自分で何となく描いたり、色を塗ったりしていたけれど、写真もなかなか面白いテイストになります🤔 池の写真は、とある渓谷の散策中に、「『どんぐりころころ』で使えそうだなぁ」と、水たまりを池に見立てて撮りました

【童謡】しゃぼんだま

大正9年発表。この詩は、野口雨情が可愛がっていた親戚の子が、急病で亡くなってしまったことを受けて作られたと、広く知られています。 楽譜には「ゆかいに」と書いてあり、曲調も軽快でありますが、歌うたびに言葉の中に哀しさを感じます。その感情が音楽とは独立したものであるようで、それは、人の死への向き合い方を教えてくれるようにも感じられます。 一つの言葉の中に、何が隠れているかを探ること。 一つの言葉の中に、どんな思いを乗せたいのか。 一つの言葉を、どのように表現するのか。 自分

【童謡】ぞうさん

今回は『ぞうさん』です。昭和28年発表。 使用している楽譜によると、作詞をしたまど・みちをさんは、長男を連れて上野動物園を訪れ、まだそこにはいなかった象の話を聞かせているうちに、この詩が浮かんだそうです。 詩を読むと、象を見ている人間の親子の会話のようにも考えられれば、人間の言葉に象の子どもが応えるようにも取れます。 短い曲ですが、温かく、やさしさと親しみを感じる曲ですね😊 作曲家の團 伊玖磨さんは、「おつかいありさん」や「やぎさんゆうびん」等、数多くの童謡を手掛けて

台風を擬人化して歌を作る

台風一過ですっきりと晴れていますね。 ※ 「台風」をテーマに詩を作って、イメージを描きました。 ① たいふうって しってるかい? じつは とっても うたがすき びゅーん びゅん びゅーん びゅん と うたうもんだから こっちは そとでりゃ とばされる あ~ とばされる! でも よく きくと きこえる たいふうの こえ ② たいふうって しってるかい? じつは とっても なきむしで えーん えん えーん えん と なくもんだから こっちは そとでりゃ ずぶぬ

【童謡】おかあさん

童謡シリーズ第3弾。今回は『おかあさん』です。 子育て中の友人からのリクエストで作成しました。 中田喜直(1923-2000)は『早春賦』を作曲した中田章の二男。 『めだかの学校』や『かわいいかくれんぼ』の作曲者。 今回も絵を描きました。 料理の絵を最初に描きました。 詩のイメージからすると、子どもはもう少し小さい気がしますが、 対話形式の歌なので、まあいいかと。。 左上の母子の絵は、動画の構成を考えてみた時に、あるといいなと思って描きました。 人の絵は難しいな

子どもの発達と「いない いない」

① 6か月頃~ 身近な人と自己の分離。他人を顔で認識し始める。また、何かが隠れて、再び現れることの期待感も芽生え始める。 おててに かくれて いない いない いないよ いないよ ママ いない ぱっと まんまる おめめさん みつけた ママに にっこりと ② 1歳頃~ 歩き始め、行動範囲が広くなるとともに、視界が変わり、物事の見え方に興味を抱く。自分の目を隠したり、壁や棚などの陰に隠れて「いないいない」を楽しむ。 こかげに かくれて いない いない いないよ いないよ ぼ

秋の夜長をどう過ごすか。

蝉が鳴いていたかと思えば、秋の虫のこえも響く季節になってきました。 日中の日差しは夏のようだけれど、マスク越しに金木犀の香りが漂ってきて、夏の思い出の中を歩くような、夢のような現実の時間に浸っています。 さて、秋の虫と言えば、この曲です。 登場するのは秋の虫。 鳴き声を擬音で表し、自然の音に耳を傾ける日本人の心が描かれます。 秋の夜長。私は寝ます。(笑) 今回も絵を描きました。 【上の絵 虫の配置】 まつむし  こおろぎ            すずむし2 すずむし

日本を代表する子守歌

童謡シリーズ第2弾。 今回は、北原白秋 作詞・草川信 作曲の「ゆりかごのうた」です。 日本を代表する子守歌だと思っています😊 1921年(大正10年)に雑誌『小学女生』8月号にて発表されました。 北原白秋(1885-1942)は、「子どものための子どもの歌を作る」というコンセプトで、それまでの唱歌に新しい風を吹かせました。鈴木三重吉刊行の『赤い鳥』に賛同し、自作曲の発表を行い、寄せられた作品の選者でもありました。 草川信(1893-1948)は、個人的に好きな童謡作

以前の音声投稿を使って動画にしてみた

土曜の夕方になりました。いかがお過ごしですか? 今日の音楽は『七つの子』です🎵 以前、note で音声投稿をしたのですが、その音声のデータを自分でダウンロードして使っています。 また、音楽に合った絵を描いて、組み込んでみました😊 絵は小さく書いて、サイズや色合いを調整。(メモ書きが汚い…) 一枚目は縁取ったあと、「この線はない方が良いな」と思って描き直しました。 主に12色のクーピーで色を付けています。 この音声を、保育園のクラスで流していただいたのですが、子ど

散歩中に作った歌を絵本に取り入れてみる

即興で歌う私は昨年度は1歳児クラス、今年度は2歳児クラスの保育に関わっている。 天気が良い日には散歩に出かけ、外を楽しみに行く。 子どもたちには何が見えているのだろうか・・・ 彼らの目に映る外の世界は、新しいものだらけなのだろう・・・ 散歩中、よく歌を歌う。 明るい響きと軽快なテンポ感は子どもたちだけではなく、保育士たちにとっても無意識のうちに足を、そして心を弾ませるはずだと仮定する。 散歩の序盤は問題ない。元気溌剌。輝きに満ちた瞳。子どもたちからも歌が響く。 問