それまでの常識を覆したサーバ仮想化技術のメカニズム
簡単に書くと、サーバ仮想化は以下のような要素で構成され動作しています。(四角がひとつひとつのハードウェアを表しています。)
間にある仮想化ソフトウェアが、一番したのサーバハードウェアを論理的に複数(絵の場合3つ)に分けることができます。
分けたものを仮想マシンと呼んでいます。
この仮想マシン一つ一つにOSやアプリをインストールしてサーバを構築することができます。
仮想マシンは独立して動作します。
次にデータを保存するストレージについて説明します。
各サーバハードウェアはデータを保存する共有ストレーとネットワークを介して接続します。
複数のサーバハードウェアで共有するストレージという意味で、「共有ストレージ」と呼んでいます。
繰り返しになりますが、共有ストレージはほかサーバハードウェアからむ接続されデータを保存できるようになっています。
ここからが、それまでの常識を覆した、サーバ仮想化の真骨頂です。
例えば、サーバハードウェアが老朽化して取り替えないといけない、または、CPUやメモリの資源が不足してきたので、別のハードウェアに乗せ換えたいといった場合、サーバ自体を停止する必要がありました。
そう、仮想化の最大のメリットは、従来停止を余儀なくされていたのが、サーバを停止することなく別のサーバハードウェアに移行することができるのです
しかも、マウスのクリック一つで!
これを、ライブマイグレーションとかvmotionとか言ってます。
これが、サーバ仮想化の最大のメリットであり、超基本的なメカニズムです。
当時これは夢の技術だ!
これからは、サーバ自体を停止する必要がなくなる!
と騒いでいました。
アマゾンのAWSやマイクロソフトのAZUREほかクラウドサービスは、この技術を応用しています。
(つづく)
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