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デビューを控えた作家のタマゴが自分の過去作を添削してみた。

こんにちは。五月頃に書籍化デビューを目指しています、作家のタマゴ、秋谷あきやです。

創作大賞2023の受賞が決まってから今まで(そしてデビューできる日まで!)とにかく作品を改稿する日々です。プロの編集者さんにアドバイスをいただきながら、ひたすら作業を続け、どうにか形になってきています!

編集者さんとお話させていただく中で、やっぱりプロの人はすごいな、と思います。自分では気付なかったアドバイスをたくさんもらえます。内容もそうですし、文章もです。表現ひとつで全然違った印象になりますし、サラっと伝わりやすくなります。
それらを聞きながら長編をガッツリ改稿した今なら、私も、もしかしたら過去の自分よりレベルアップしているかもしれません! いや、してなければ困ります!

ということで、自分の過去作品を添削してみたいと思います!

ちなみに、私はリライトというものをほとんどしないので、過去作品は過去作品として、その当時の精一杯で書いたものとして愛しています。今回は、改稿作業により少しは肥えたかもしれない目を試すつもりでやってみまーす!

添削する作品は、創作大賞2022で中間審査を通過いたしました「セレナーデ」にしました。

もちろん、全部は無理なので、冒頭の数ページのみです。

それでは、スタート!!

【セレナーデ】

まず、小夜が何なのか、よくわかりませんね。おそらくは、人名……?雰囲気だけの冒頭です。
「私の肺」すぎる。漢字の開きも、表記がゆれています。赤字で書いていますが、冒頭が雰囲気だけで、具体的な舞台が何も提示されません。
本当に、重複が多い。あと具体的な舞台が何も提示されていないから、何の休憩で、どこにいるのか、まったくわからない。
笑いすぎ。
重複しすぎ。


とりあえず、ここまで……

いやぁ、ササっと見ただけでも、直す箇所が多すぎでした(笑)重複しまくり。受賞作品の改稿でも思ったのですが、私は重複させすぎです(笑)同じことを何度も何度も(笑)クセなんでしょうね……。

あとは、冒頭があまりにも具体的ではない“雰囲気スタート”すぎて、読者さんの想像力に頼るしかないことになっています💦不親切ですね。

ということで!
全然違った新しい視点で作品を読めた気がします! 今までなら気にならなかったことが、目にとまる! 私自身、少しは成長できているみたいです!

もちろん、これらを直したからといって素晴らしいものにすぐ生まれ変わるわけではありません。「セレナーデ」は、そもそもストーリーもゆるいし、キャラクターももう少し深堀りしないとって感じですし、登場人物少ないし(4万字くらいの微妙な長さなので、長編にするなら登場人物増やさなきゃですね)改稿するならほぼ書き直しくらいの作品ですが……

「セレナーデ」は「セレナーデ」で、当時の私の精一杯なので、これはこれで残しておきますけどね✨

添削してみるのは、楽しかったです!!!

そんなバージョンアップした秋谷のデビュー作……どうか無事にみなさまにお届けできるよう、頑張っておりますので✨お楽しみに〜


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