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雑記:読者に嫌われる登場人物

小説を書いていると、キャラクターって大事じゃないですか。おもしろいストーリーがあってキャラクターが立っていれば、おもしろい小説になると思うんですよ。エンタメに限るかもしれないですし、描写がうまければ良いのは当たり前なんですけど、ストーリーの良さとキャラクターは絶対にはずせないと思うんです。前にも書きましたけれど、主人公には強さと同時に弱さも必要で、それで初めて魅力的な主人公になると思っていて、それが物語の主人公たらしめる大切な要因だと思うんですよね。
それにくわえて、最近、どうにも私の小説にはあんまり嫌な奴が出てこないことに気付きまして。というのも、嫌な奴って、書くの難しくないですか? いや、そんなことないのかもしれないんですけど、なんかこいつすげぇむかつく、とか、よくわかんないけど嫌い、みたいな、妙な不快感をうまくキャラクターに載せて書ける書き手さんっていらっしゃるじゃないですか。それが、私にはまだ難しいなぁ〜って思いまして。

例えばですが、この作品ですが


ネタバレしたくないのであまり言いませんが、絶妙に嫌な、というか変な? ちょっとズレている人物像がとてもうまいな、と思ってとても勉強になりました。キャラクターを書くって、こういうことなのかなって。
(今作品を貼り付けようとして、アカウントが消えていることに気付いた。note辞めたのか……と思って他も探したけれど、Twitterにもカクヨムにもいらっしゃらない。SNSリセットなさったらしい。交流があっただけに、残念です)

あと、今、日々楽しみに拝読しているカクヨムのこちら。

こちらもネタバレしたくないのであまり言いませんが、出てくるある男がとにかくむかつくんですよ。冷酷で残酷なんだけれど、さらっとしているというか、その絶妙さが怖いし、とにかくめちゃくちゃ恐ろしいものに呪われて苦しんで非業な最期をとげろ!って思うほどむかつくんです。そこまで思わせる登場人物が書けるってすごくないですか?

そんなわけで、絶妙に不快で、嫌いになれるような登場人物って、ある意味すごく魅力的なんですよね。物語に幅がでる。私も書けるようになりたいな〜と思う日です。日々精進ですね。

(ひとつめにあげようとした作品の作者さんがリセットされていることが寂しい。SNSなんて人それぞれだし、やるもやめるも個人の判断だから別に構わないんだけれど、どこかで元気にしていらっしゃるといいな。そしてまたいつか作品を拝読したいです)


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