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日記:長編書いてるぜ。

相変わらず公募に出す小説を書いております。
今年の夏頃に締め切りの長編の公募に出す予定だったんだけどね、もう出しちゃった。もうどう読み直してもこれ以上よくできると思えなくて、もう出しちゃった。早いねえ~。たぶん、印象は良くないよね。締め切りの当日までギリギリまで粘って、より良く、よりおもしろく! と書いた作品のほうがいいのはわかっているし、まさに今日「小説を書きたい人は横に幅を広げるのではなく一本の小説にしっかり向き合って深く深く、もう潜れない、と思ってからもまだあきらめずに深く、掘り下げて掘り下げて、それで初めて良い小説になるんだ」といったようなことを何かで読みました。ちょっと良い作品をたくさん書くより、すごくおもしろい作品を一本書けた方がいい、的な記事だったなあ。本当かどうかわからないけどね。もしかしたら、中くらいにおもしろければ多作できるほうがいいよ、って人もいるかもしれないけど、まあそんなわけないか。少なくとも、新人賞とか文学賞とかに出そうと思っている時点で、一つの作品に魂をこめて「これぞ全身全霊で書いた俺の傑作じゃい! 読みたまえ!」と言える作品のほうがいいんだろうね。いや、私だって精一杯は書きましたよ。けど、これが今の私にできる精一杯だよ、許してって感じ。これで一次も通らなかったら、それはそれと諦めます。それは実力です。

そんなわけで、今は次の長編にとりかかっています。
私は、今までに二本長編を書いたことがあって、一つは去年の小説現代にだした作品で8万字くらい。(私は8万字からを長編と呼んでいるんだけど、それは長編といわれている公募の最低文字数が8万字だからです。10万字以上とか、12万字以上とかのところももちろんあるよ)それで、最近書き終えて出しちゃった長編が9万字くらいだったの。今書き始めた作品が長編三作目だから、10万字は超えてみたいな~と思っている。その長編を、山矢探偵事務所シリーズで書いてます。はい。数年前から私をフォローしてくださっている方なら、覚えていてくれているでしょうか。私がnoteで書いていたシリーズです。一応完結したんですけど、いつか山矢はまた書きたいなあ~と思っていて、今回長編で挑戦してます~。山矢は楽しいね~。かっこいいし、強いし、書いてて楽しいわ~。今回のヒロインは、かわいいと思うな~。かわいらしく書きたいと思います。

今までの長編は、一作目はヒューマンって感じで、二作目(最近出したやつ)は医療SFヒューマンって感じなんですよ。で、今書いてるのは、なんだろう。人は死ぬけどフーダニットではなくて、怪異は出るけどホラーってほどでもなくて(そもそも山矢は半異形だし)一応ふんわりプロッターなのでプロットはあるんだけど、できればミステリホラーみたいに書けたらいいなと思っています。怪異が出るくせにちゃんと論理的、みたいな作品がいいなあ。ホラーって、私の偏見かもしれないけど、怪異で人がいっぱい死ぬくせに、あんまり警察が捜査しなくない? そんなことない? あんなに死んだら、もっと捜査するだろう……とホラーを見ていると思うのよ。けど、それはミステリ好きだから思うのかも。最近Twitterに書いてあったけど、「タイムマシンを書く人は、時間軸の移動のことばかり考えているけれど、実際の地球と太陽の動き、位置関係を考えたら、時間軸だけでタイムスリップさせたら宇宙空間に放り出されるだけだ」みたいな意見があってね。たしかに、私はそんなこと何も考えずに平気な顔してタイムスリップさせたりしているからね(笑)まあ、SFにはいろんな定義があるので、私は私のSFを書きます、というだけなんだけどね。まあそんなわけで、私は人が怪異で死んでいるのに捜査されないことに疑問をもつわけですよ。だから、怪異も出てくるけどちゃんとミステリーっぽいテイストが出せたらいいなあ~と思っている。(すでにちょっと破綻しかけているけど!!)

そんなわけで、楽しく創作しています。
黄砂とか気温差とか嫌だけど、みなさんもお元気でお過ごしください。




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