「善意」が「田舎」を殺す!

昨年の「老後2000万円問題」をご記憶の方も多いだろう。
(あくまで標準世帯の統計ベースのデータだが)毎月の年金収入と支出額の差額の約5万円/月が、日本人の(幸いな事に医療技術や生活習慣の改善から)寿命の伸長に伴い、以前は5年から10年程度であった制度設計のものが、年金受給開始から30年間を想定することが必要な「人生100年時代」を見据える程に永くなった事に対応して、対策として、1)収支差額をなくすか、2)運用により賄うか、3)貯蓄額として準備するか、4)それらの複合策か? 各人のライフスタイルに合わせて準備が必要と警鐘を鳴らす目的であったのだろうが、政争の具になり、「年金の100年安心」は嘘だったのか?とか、財務大臣の報告書受け取り拒否問題などとして世間を賑わしたことをよもやお忘れではあるまい。

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