不当逮捕に抗する

逮捕されても退歩せず

「国家を相手にした詐欺罪」で、起訴された。

たしかにこちらが悪いとは認める。しかし、ハローワークから保険金の還付請求もなく、ある日朝寝ていて、いきなりのガサ入れ・逮捕・留置である。明らかな政治弾圧・不当逮捕・不当起訴であろう。スマホも一か月以上押収された。ぼくはあちこちの社会運動に顔を出しているから、スマホの記録を見て、ぼくのネット関係・人間関係を制圧するためのものであろう。

ある人は、「官憲はこれであなたと周りを委縮させて、運動を止めさすつもり」「あなたにスキがあったから見せしめになった」と言う。弁護人も同意している。ならば、退転すまい。


近代が終わりかけている。ハッキリ言えば、資本主義体制が崩れ始めている。社会の全般的危機が始まっている。反対から言えば、温暖化その他で人類の危機なんやから、ここで全ての危機の土台である、「資本主義体制」が崩れないと、かえって危ない。人類が滅ぶ。素人考えでも、気候危機は30年もかかるSDGsを待ってへんで。炭素預金は待ったなしや。あと数年で「引き返せない臨界点」がくる。したら、農業ができなくなり、少ない食料の奪い合いで核戦争が起こり得る。人類滅亡を前提にしないなら、ここらで資本主義を廃止せなあかん。きちんと言おう、「世界社会主義革命」が待たれる。

関ナマへの不当弾圧の嵐がある。京大でも、学生が百万遍の交差点にこたつを出す運動をしたら逮捕された。モラリストは眉を顰めるかもしれないが、これは京大では一種伝統化したもので、これまで何十年の歴史では、逮捕者は出なかった。官憲の、市民への抑圧はここ数年で強化されているのや。そしてこれは、官憲さん単発の個々の事件でなく、気候危機・言語危機(わしがこの文章で大阪弁を使用しているのも、この「資本の攻勢」への抵抗のつもりや)・政治の非民主化・情報化・少子化・戦争・差別・そして「国債がGDPの二倍いった」みたいな経済危機、みな資本主義の崩壊前夜の現象であり、なんなら次の時代へ向けての「順調な発展」や。あとは、それに伴う余計な虐殺を避けるための「ソフトランディング」を考えることである。

「近代の終わり」に当たり、近代市民的価値観もゆらいでくる。留置場でも考えたわ。まさに「ゴクイリイミオーイ」!確かにぼくは失業保険をもらいながらバイトをする、という「悪いこと」をした。「娑婆のルール」を外したわけで、謝るわ!しかし、ほんまに悪いんか?今回、「そらあかんわ」みたいに、「常識」に立脚した説教をのたまう友人が少しくいて、気持ちが悪かった。ブルジョワは、ぼくよりもっと酷い「合法的な詐欺=搾取」をしているぞ。ぼくは今回、言わば「搾取の返済を自分でやった」とは言えないか。これは、「アタマの理屈」でなく、長年考えてきた末に「カラダ」で理解・納得したものやで。確かにこの考えは「非常識」であるが、戦前大日本帝国でやっていた植民地経営への反対も、この搾取への反対と同じく「非常識」である。問題は「常識」かどうかでなく、「道理」かどうかではないのか。そして、いまや「理想」が「現実」になる「変革期」ではなかろうか?

今回、ぼくは仲間たちとこの不当弾圧に対抗して、抗議ビラを作成するつもりです。皆さん、よろしくお願いします。

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