見出し画像

新加入選手に期待すること〜①木本恭生編〜

Jリーグ開幕まで30日を切った

今年は活発だった選手の動きも落ち着いてきた。

我ら名古屋グランパスにも、6人の選手が入団してくれた。

大森SDは「あと2人補強しろと言われている」と発言しているが、既に入団が決まっている6人の選手について、個人的に期待する部分を紹介しよう


DF   14  木本恭生(27)

画像1

木本恭生(きもとやすき)

名古屋グランパスにとって非常に良い補強をしたと言える。

昨シーズン“J屈指のCBコンビ”と謳われた中谷進之介と丸山祐市。危機察知力が高く、チームの勝利のために体を張ったプレーを続け、「リーグ最小失点」を達成した最大の功労者だ。2人は昨シーズン34試合全てでフルタイム出場。フィールドプレーヤーでこれを達成した選手はそもそも3人しかおらず、到底簡単な記録ではない。

私たちグランパスファミリーの期待の星である藤井陽也。マッシモ体制において、偉大な先輩2人の間を割っていけるような存在には至らなかったのも要員にはあったのかもしれない。

“J屈指のCBコンビ“と謳われた2人だが、1つだけ欠点があった。その欠点は度々姿を現し、名古屋を苦しめた。

その欠点が如実に現れたのはそう。やはりあの試合だ。

10/18の第23節、川崎フロンターレとの一戦。1st leg リーグ記録の11連勝を懸けて豊田スタジアムに乗り込んだ川崎だったが、マッシモのイタリア仕込みのサッカーに完封負け。「川崎の勢いを止めたのは名古屋!!」無敗の川崎を止めた名古屋は、一躍全国からの注目を集めた

画像2


川崎はその後もう1度10連勝を達成し、11連勝を懸けた一戦はなんとまたも名古屋グランパス。「もう1度名古屋が阻止か!?」「今度こそ連勝記録を達成するのか!?」19:00にキックオフの笛が鳴った一戦は、全国のフットボールファンから注目の一戦となった

前半から思い通りに試合を進めた名古屋だったが前半終了間際、セットプレーからジェジエウが頭で逸らし、川崎が先制に成功。後半に反撃を開始しようと試みた名古屋だったが後半にもセットプレーから2失点。全てにジェジエウの高さが関わっており、内容では手応えがあったが終わってみれば0−3。なにか後味が悪いゲームとなった。

画像3

欠けているものは明確。“高さ“だった

しかしこの課題は努力しても限界がある。丸山と中谷に何かを言う権利は全くない。言ってもいいのは大森SDだ(笑)

2021シーズン名古屋が目指す目標は“タイトルの獲得”。しかしあれほど強かった川崎が優勝争いに絡まないわけがない。目標を達成するためには当然川崎を倒すべき時が、倒さなければいけない時が来る。その日のために、着実に準備をすすめている

話を戻そう。木本恭生の補強は足りなかったピースを補った補強と言える。2020シーズン。木本は自陣空中戦のデータでもリーグ上位にランクイン。不安要素だった課題を払拭するべく補強だ。しかし、今シーズンはACLの関係で過密日程ということもあり、決して「高さだけの補強」などではない。2人を追い抜き、絶対的な主力となる可能性は十分にある。それだけ確かな実力を持っている。彼の存在は磐石だった中谷と丸山に競走心をもたせ、重要な赤の戦士となる。

大阪からやってきた木本恭生の存在は、チームに勝利をもたらし、目標である”タイトル獲得“達成するべく、重要な存在となるだろう

画像4


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?