見出し画像

四角い仁鶴がま〜るくおさめて──2023年6月20日


・最近、カップヌードルの新しい味を見つけるたびに買っている。その中でも海鮮コチュジャンチゲは久々の当たりだった。ピリ辛の中に海鮮系の甘みが広がってめちゃくちゃ美味しい。


・夕飯は、松屋のカレーにローソンのハンバーグを載せた。うますぎてハゲるかと思った。結局こういうおバカな組み合わせが世界でいちばん美味い。高級フレンチなんかでカチャカチャ言わせてる場合じゃないぞ。




・理不尽なことがある。自分は真っ当なことをしたのに勘違いから悪人のように見られることがある。

・電車の席に座っていると、おばあちゃんが目の前に立った。おばさんとおばあちゃんの中間ぐらいで譲ったら「年寄り扱いすんな!」と何故か怒鳴られる類の妙齢女性ではなく、まごうことなき歴としたThe おばあちゃん。

・だから「よろしければどうぞ」と恭しく席を譲ろうとした。するとそのお婆ちゃんは「いえいえ、すぐ降りますので」といって笑顔で首を振った。そこで「いやそこをなんとか!」と意固地になることもないし、朝の通勤ラッシュでできれば座っていたいこともあって、自分は「あ、すみません」といって席に座り直した。

・問題はここからだ。「すぐ降ります」と宣言したお婆ちゃんはしかし、何駅過ぎてもなかなか降りなかった。そうする間にも乗客は入れ替わり立ち代わりで代謝されていく。だけどおばあちゃんは変わらず自分の前に立っている。

・これは困った。なぜなら先ほど自分がお婆ちゃんに席を譲ろうとしたことを知る人間はもうほとんどいない。つまり大多数の乗客から見たらその光景は、ヨボヨボのお婆ちゃんが立っているのにそれを省みずポチポチとスマホをいじる憎たらしい若者の構図でしかないからだ。そのまま写真に撮られて「現代」というタイトルでコンクールに出展されてもおかしくない。心なしか周りの乗客の自分を見る目が冷たい気がする。

「いや違うんです!自分は席を譲ろうとしたんです!この状況はあくまで合意の上に成り立ったものなんです!俺は無実だ!」

・心の叫びも虚しく、その車両における一番の悪者と解されてしまった若者は、気まずい思いをしながら自分のあるいはお婆ちゃんの目的の駅に電車が到着するのを、逸る思いで祈るしかないのであった。

こういうとき、俺は一体どうすればよかったのでしょうか。仁鶴師匠でも最強弁護士軍団でもいいから、答えを教えて下さい。Give me a true!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?