初ミク音の消失──2024年3月6日
この記事を読んで、15億年ぶりにmixiにログインしてみた。5億年ボタンを3回押してるからそういう計算になる。
まずログインアドレスを思い出すのに苦労した。15億年前にはまだGmailを使っていなかったから、おそらくauかdocomoのキャリアメールのアドレスのはずだ。
当時はスマートフォンがじわじわと使われ始めた黎明期で、自分も坂本龍馬ばりに新しいもの好きだったからいち早く取り入れ、遺跡の中を走ってジャンプしながらコインを集めるゲームをずっとやっていた。
同じくスマホ使いだった軽音楽部の友人に「LINEって知ってる?」と聞かれて「知らんなあ」と答えて、その時はインストールする気もなかったけど、まさか今や口舌に次ぐコミュニケーションツールになるとは思わなんだ。
閑話休題(これ使うと西尾維新みたいだね)。当時のアドレスとパスワードを何とか思い出しログインすると、出るわ出るわ中高生時代の足跡の数々。
当時も、今と同じく不定期で日記を書いていたみたいだ。一部抜粋してみよう。
何をしたんだお前。
冒頭の記事を読んだ元mixiユーザーの反応として「黒歴史だ」「過去の日記を読んで恥ずかしくなった」「死にたい」みたいなツイートが多かったけど、実際に自分の日記を読み返してみても特に何の恥ずかしさも感じなかった。
そりゃ「言い回しがめんどすぎる」「難しい言葉を使おうとするな」「ゆえか故か統一しろ」とは思う。当時読み漁ってた入間人間や森見登美彦の影響なんだろうけど。
でもまあ根本の文章力は今とそう変わらないし、語ってることも当時の自分ならまあそういうこと思うよな、と理解できる。
「恥ずかしい」という気持ちは、当時の自分が今の自分よりレベルが低いと感じる時に起こるけど、そういう点で自分はほとんど成長していないから、恥じる気持ちなく対等に向き合うことができる。成長していない自分にこそ恥じるべきなんだろうけど。
ただ、ただ。その日記についているコメントへの返信があまりにヒドすぎてキモすぎて、さすがにこればかりは過去の自分を思い切り地面に叩きつけたくなった。
※プライバシー配慮と閲覧者への呪いを防ぐため、相手方(女性)の名前を神谷浩史、自分の名前をガッポリ建設に差し替えています。
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