「目的的」って面白くない?―2023年4月19日
一年半ほど更新のなかったイラストレーター左さんの久しぶりのツイートが、長年待ち望んでいた画集の発売告知で躍り跳ねた。
氏がイラストを手掛けた『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』は自分が初めてシリーズ全巻読破したライトノベルで、それから最初に見たものを親と思い込む雛鳥のように、いまだに一番好きなイラストレーターは左さんだったりする
(ボカロのアルバムも『フラクタル』も『ささみさん@がんばらない』も『アーシャのアトリエ』も触れてないから「本当か?」と言われそうだけど、単に絵師買いをしないだけです)
画集には氏が手掛けた作品のイラストはもちろん、オリジナルイラストや初期イラストも掲載されるとのこと。『Remember11』辺りの少し影が入った初期の画風もすごく好きだから、とても楽しみ。
6月16日の発売を心待ちにしています。
「今日日」「目的的」「男性性」のような言葉が好きだ。
必要に迫られてありあわせで言葉を作ったら、ちょっとおかしくなってしまったというか、形の合わない穴に無理やりパズルをはめ込んだような歪さに、魅力を感じる。
他にこういう言葉はないかと質問サイト「コロモー」で訊いてみたことがあるが、「司法法」「個個人」ぐらいしか適切な答えはなかった。自分の意図があまり伝わってなかったかも知れない。
ただ同じ漢字が連続していればいいわけではなく、意味の重なりの楽しさを重視している。
例えば「司法法」はすでに「法」という意味が含まれているのに、さらに「法」を重ねているのが面白いというか。
本来であれば重複表現とされてしまうことが一つの単語のなかで形成されているという言葉遊び感が、そこにはある。「御御御付け」は普通に芸術点が高くて良いけど。
ただそんな言葉はあまり多くないから、いっそのこと自分で作ってみた。マイナージャンルは自ら供給しなければ。
磁石石(じしゃくいし)
磁石の素材に使われる、磁力をもった石
学会会(がっかいかい)
学会の運営や各提出論文の内容について意見交換をする会合。
和服服(わふくふく)
和服のような生地とデザインを施された洋服。
国語語(こくごご)
国語の教科書でしか使われないような単語への揶揄。「宇宙船地球号」「邪智暴虐」など。古文・漢文の総称としても使われる。
元気気(げんきけ)
元気そうな雰囲気。元気っぽい。
「君は ─ があるなあ」
文字字(もじじ)
パソコンで打ち込んだ字。またはそのように綺麗な字。↔書き文字。「そのページは ― でお願いします」「彼は ─ を書ける人だ」
電話話(でんわばなし)
電話で話すこと。また、電話で話した話を話す話。「 ─ の話を話してよ」「また ─ をしよう」
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