ライブ日記──2023年6月15日

・おお、やべえぜ。特に日記に書くこともなければ、書く気も全然起きない。マクドナルドと酒にはすべてのやる気を失わせる能力がある。


・話題がないときは天気の話に限る。最近、とても暑い。梅雨時だから湿度が高くて、肌にぬる〜い湿気がまとわりつく。ほんと最悪。湿度ってわかるか?空気のジメジメ度だ(映画『レッドブル』より)


・天気の話も終わってしまった。どうしよう。何も思い浮かばない。

・と、思考と執筆を同時に行うライブ感も新鮮でいいな。意識の流れと、この文章内に流れる時間が完全に等質化されているというのは、筒井康隆の『虚人たち』を彷彿とさせる。


・この小説は意味が分からなかったな。ただ、その意味の分からなさを楽しむというのは初めての経験だった。「実験的な作品」という評に目がないから、その極致たる本作は好きで「ずっと何言ってんだ?」とは思いながらも夢中になって読んだ。

・もう一度読んでみようかな。あの頃はまだ電子書籍否定派というか槙島聖護よろしく紙の本至上主義だったから、本が実家にあるはず。

・ちなみに今でも紙の本の方が読みやすいと思ってる。液晶に対するときと紙に対するときとで脳の働きも変わるらしいしね(デマという説もあるが)。ただ部屋の狭さや利便性を考えると電子書籍に頼らざるを得ない。

・ところで『時をかける少女』にハマった少年少女がまかり間違って『虚人たち』を読んだら筒井康隆どころか小説という媒体が嫌いになりそうだ。泣いてしまうかもしれない。

・筒井康隆は時かけや『パプリカ』のイメージが強い(『富豪刑事』は筒井康隆原作と認識されていない気がする)けど、氏の真骨頂は映像化不可能な部分にあるから若者にはちと浸透しにくい。小説でしか通用しない表現技法や小説以外なら放送禁止レベルの内容に全振りしてるから映像ととことん、とことん相性が悪い。『問題外科』とか『泣き語り性教育』とか『急流』とか好きだけどどう映像化しろっちゅうんだ。

・まあ『スタァ』とか『俗物図鑑』とか『乗越駅の刑罰』とか『走る取的』とかよく映像化したよなと思う。『最後の喫煙者』『おれに関する噂』とかもそうか。『家族八景』『七瀬ふたたび』のシリーズも映画化・ドラマ化されてるんだっけか。こう見ると意外に映像化されてるな。改めて、作品の幅がすごすぎる

・…いつの間に筒井康隆の話になった?天気の話からよくつながったな。これがライブ感を重視した日記の真骨頂。思いつきのいきあたりばったりとも言う。眠い。そろそろ眠ろう。最近夜ふかしばかりしている。良くない。

・今度からネタに困ったときのために質問箱でも設置しようかな。「誰も投稿しないだろ」という声が聞こえたが、ノープロブレム。あれは投稿がなくてもシステムでランダムな質問を投げかけてくれるから良いのだ。だから寂しくなんてない。ないもん。


・そういえば、先日さくらももこのエッセイの感想を書いた日記で、面白かったエピソードとして「焼き芋のように巨大な恥部を持ち上げる露出狂の話」みたいなことを書いたら、焼き芋関連の文章を専門で上げてるアカウントからいいねが来た。お前絶対読んでないだろ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?