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クラゲの傘泥棒──2023年6月22日


具だくさんシチューを


ローソンのハンバーグと一緒に。




・傘を盗まれた。コンビニで買い物をしていたわずか3分足らずの間に。とんでもない早業だ。ルパンか? 買ったばかりの新品だったのに…。

・きっと俺の前にレジにいた男だ。犯人と思しき男の人相は覚えている。小太りで、部屋着で、たしか黒いシャツを着…いや白いシャツだったか、ちがう黒地に白い模様のシャツだ、んで髪は短髪の…ん、いや、あー違うな、あれはその前に行ったスーパーにいた男だ。たしか。コンビニにいたのは長身なスーツ姿の男だった気も…しないでもない…アレ…?違うか?ごめん覚えてねえや迷宮入りだ迷宮入り。

・さすがに実行はしないけど、仮にこれで被害届を出したらどうなるのだろう。似たような事案でもこれが自転車を盗まれたとかなら盗難届を出すこともあるけど、傘を盗まれた場合はどうなのか。さすがに500円程度のビニール傘だったら蹴りだされるだろうけど、宮内庁御用達の超高級傘(約2万円)の場合は警察も本腰入れて動いてくれるのだろうか。事件に大きいも小さいもないって『踊る大捜査線』の恩田すみれ(深津絵里)も言ってたけど、実際のところ"事件"とみなされる軽犯罪のラインはどこなのだろう。

・物の本(Google)を紐解いてみると、窃盗の定義は「他人の財物を窃取」することとあった。財物とは財産的価値があるもののことで、ビニール傘のように安価なものも一応、財産的価値は認められるっぽい。ただ傘泥棒の場合は被害も軽微だし証拠不十分ゆえに立件も難しいから、よほどでない限り警察が動くことはないらしい。ほへーん。じゃあ泣き寝入りするしかないってのかい。何が軽微だ。たった500円でも貧乏人にとっては大金なんだぞ。

・まったく、傘泥棒なんてチンケな真似をしよってからに。傘を忘れたならびしょ濡れで帰れ、軟弱者が。いつから日本人はそんな甘っちょろくなったんだ。「日本も今じゃクラゲになっちまった」と長渕剛も歌っていたが、まさにその通りだ。いやごめん分からん。クラゲになるってどういうことだ。教えてくれ、西新宿の親父。

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