貧窮さん

 本日9月9日は九九組の日。ということで『少女☆歌劇レヴュースタァライト』のイベントが開催されていた。ちなみに九九組とは本作に登場するメイン9人の舞台少女たちの総称。聖翔音楽学院の第99期生であり、まだ100になりきれない未熟な存在、でも必死に手を伸ばせば主役にさえ届く希望にあふれた少女たち、という色んな意味がこのグループ名には含まれているのだが、長くなってしまうのでそこまでは説明しない(してる)。

 企業のプロモーション担当としては、この記念すべき日を見逃すはずがない。コラボカフェの開催や絵コンテ集、新作ゲームの追加情報や新作舞台の発表まで、色んな情報が1時間ぐらいの間に一気に公表され、その洪水を真正面から浴びたものだから頭の中がクラクラしている。

 もちろんめちゃくちゃ嬉しい。人気が衰えて下火になり消費者からも企業からも見向きもされなくなるコンテンツが多い中、常にこうして燃料が焚べられて活発に生き長らえているというだけでも、ファン冥利に尽きるというもの。

 ただ、ただ、お金が足りない…。

 すべてを追いたいのに、お財布事情が道を阻んでくる。劇場版の絵コンテ集も特典がもらえる早期予約の期間内には支払いができないだろうし、11月のバンドライブもチケット代が工面できる頃には満席御礼の可能性は大いにある。半年ほど前に上演した舞台版#4のBlu-rayも喉から手が出るほど欲しいのに、生活と両天秤にかけたとき、どうしても迷いが生じる。いかに大切な存在といえど、奢侈品であることは事実なのだ。

 スタァライト関連だけではない。ヨーロッパ企画の舞台も観たいし、クエンティン・タランティーノのドキュメント映画も観たいし、『マスターキートン』や『トリリオンゲーム』の漫画も全巻欲しい。かつて仲良くなった友人たちと盛大に飲み会もしたいし、香川や北海道に旅行に行きたい。でも、お金がないとそれらが満足にできない。万が一できたとしても、脳内に¥マークがこびりついて素直に楽しめないかもしれない。

 「世の中ね、顔かお金かなのよ」とは有名な回文だが、全くその通り。人生を豊かにするのは顔の良さか潤沢な資金。顔はもうこの際どうでもいいから、お金の問題をどうにかしたい。11月末に支給される冬のボーナスでこの危機から早く脱したい。休養前の岡村隆史みたいに「お金ないねん、お金ないねん」と呆然とつぶやく状態になってしまう前に。

 ということで明日も例によって早朝バイトがあるため、そろそろ眠ります。ここまでで1007文字。この日記が1文字10円で売れたらいいのに。

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