保温テッド・マンション――2024年9月4日
SNSで友人らが、恋人・配偶者とのラブリーハッピーなツーショットを載せている。それを見るたびに、部屋でひとり女性声優の自撮りに指笛を鳴らして歓喜している、この俺という存在の惨めさを痛切に思い知る。カズマ、マロを殺してたも……。
名前のない役者達の最後オンラインミーティングが終わった。これで本当の幕引き。数ヶ月間お疲れ様でした。
ミーティングでも話したが、誰一人欠けることなく千秋楽を迎えられたのがいちばんうれしい。あれだけの人数がいて病欠も事故も起こらなかったのは、中板橋に起きた大きな奇跡だと思う。
大きな災害が本番中に起こらなかったことも神に陳謝。特に地震。当日運営のメンバー的に、自分が上演中断等々の判断をする立場にいることもあったから、内心ドキドキでした。心配すぎて、頭の中で何十回もシミュレーションを繰り返していた。そのシミュレーションを実行する機会に恵まれなかったことは幸運です。
皆さんお疲れ様でした。また現場をご一緒できるのを楽しみにしています。
ホラー関連の書籍が複数ほぼ同時期に刊行された。背筋氏の『穢れた聖地巡礼について』『口に関するアンケート』と、いまSNSで話題の真島文吉氏『右園死児報告』。
「9月初週はホラー強化週間!物好きな読者へ色とりどりの呪詛を振りまこうキャンペーン」でも実施中なのか?追いつかない追いつかない。
好きなコンテンツが大群となって押し寄せてくるのは、喜ばしい反面、少し難儀だったりする。いかに好きとはいえ、そのコンテンツの洪水に食らいつくのは時間的にも体力的にもキツイ。後回しにすることも多くなり、そのせいでだんだんと熱が冷めていき、コンテンツ離れを誘引する結果にもなりかねない。
現に今まではすべての回を見ていたオモコロチャンネルやふっくらすずめクラブも、週の投稿数が増えてからは見逃す回の方が多くなってしまった。サムネを見て「これは後回しでいいか」と選別している自分に気づく。情けないねえ。
とりあえずホラー小説については、今読んでる貴志祐介氏の『クリムゾンの迷宮』を読み終えたら、すぐにどれか読みはじめよう。温度を失わないために。