YouTube新機能の提案―2021年2月15日

21時10分 開始

日記を再開することにした。理由はなんだか書きたくなったから。それ以上でもそれ以下でもない。人間って単純ね。

再開するにあたって、日記の執筆に60分の制限時間を設けることにした。どんなに難しい内容であろうと、どれだけ書きたいことが山ほどあっても、執筆開始から60分経った瞬間、投稿しなければならない。そういうルールだ。

以前の私は日記の執筆に多くの時間を費やしていた。時には夜12時から朝4時半まで書き続けていたこともある。その分、映画を観たり本を読んだりする時間を削らなければならなくなり、それがとても負担になっていた。だから時間制限を設けることにして、日記に費やす時間を強制的に減らそうという魂胆である。

ロザンの宇治原も一度決めた勉強時間は必ず遵守し、どんなに佳境でも終了時間になったら即座に勉強を切り上げていたらしい。京大卒がやってることに間違いはない。

そんなことを書いているうちに残り時間30分となった。早くも60分は短すぎたかもしれないと後悔している。


YouTubeの機能として「無関連動画」機能を追加してほしいと常々感じている。

YouTubeで動画を観ると、あなたへのおすすめとしてその関連動画がずらりと並ぶ。その動画をどんどん辿っていくことで自らの趣味嗜好が深められるのでありがたい機能ではある。だが、それではある特定のジャンルに強くなるばかりで、それ以外の界隈に一切触れぬまま死んでいくのではないだろうかという危惧もある。

これが微妙なおすすめばかりだったら抗うこともできるのだが、AIの発達によって本当に好みど真ん中の動画ばかりが選出されるようになった。誘惑に負けてその動画を開くと、次におすすめされる動画にも自ずと惹かれ、またタップしてしまう。この繰り返しで、気付けば一日の大半をYouTubeで過ごしていた、なんてことはザラにある。本当はネットから抜け出し、街中を歩いたほうが良質な情報に出会えることはわかっている。だがインターネットが必需品となり、電脳の海にどっぷり浸かっている以上、この底なし沼から抜け出すのは難しい。

そのための「無関連動画」、いうなれば「あなたにおすすめできない動画」の機能である。ヒカキンの顔芸を楽しむユーザーに三島由紀夫と東大全共闘の動画をおすすめし、パチンコの実践動画の終了画面にアンパンマンのおもちゃのレビュー動画をレコメンドする。

そういった「観た動画と全く関係ないジャンルの動画をおすすめする」機能があれば自分の知らない世界に興味がわき、趣味の幅が広がるのではないだろうか。設定画面で9割方オフにされる機能かもしれないが、自分だったら試してみたい。

でもよく考えると、その機能を実装している媒体はすでにある。テレビだ。バラエティからニュース、ドラマやアニメに至るまで種々雑多な番組が各局で放送され、同じチャンネルを付けっぱなしにするだけで様々な情報に出会える。森喜朗の女性蔑視発言のニュースを見ていたと思ったら、いつの間にかデパ地下の美味しいスイーツの情報を得ていた、なんてテレビ(あるいはラジオ)以外ではありえないだろう。

テレビは規制が厳しいからネットと比べられがちだが、受け身の状態でも多様な情報に触れられるという点においては、テレビにもまだまだアドバンテージはあるのではないだろうか。そんなことを思う。

まあ、能動的に情報を拾いに行けるようになるのが一番なんだけどね……。

22時9分 終了

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