疲労困憊-2023年1月14日&15日

今週土日は2日連続で単発バイトに勤しんだ。予想外の金欠で、急遽資金の工面が必要になったからだ。

忙しすぎて日記を書く余裕がなかったため、今回ばかりは2日間まとめての日記と相成ることをお許しください。でも、自分ルールだから、ごめんじゃないのかもしれないけど(愛城華恋)


14日は倉庫でトラックからダンボールで梱包された商品を荷卸するバイト。計600箱はあっただろうか。

1箱あたりの重さはそこまででもない。ただ自分の身長を優に超える高さまで積まれているので、腕を突っ張って取り出そうとして筋肉を余計に酷使してしまう。

また単純作業の繰り返しであるから、段々と疲労がたまっていき、最初は1kgにしか感じなかった荷物も最後には10kgを超えるレベルにまで感じるようになった。曇りで冷え込んでいたにもかかわらず、サウナにでもいるように汗をかいてしまい、それがダンボールに落ちて染み込んでいくのを何だか恥ずかしく思う。

ただ、慣れないなりに最も効率的なやり方を模索して最適な動きができたんじゃないかと自分を褒めたい。意識の高いことをあえて述べるなら、「暇な時間をどう有効活用するか」が仕事では最も大切な考え方だと思う。

業務終了後、退勤まで休憩ということになったので一緒に作業をしていた男性と雑談を交わした。

彼の本職は工場勤務で、今回の仕事は3回目だという。だから手慣れていたのかと合点がいく。

しかも元自衛隊員ということで、具体的な階級や昇進の方法など様々な基礎知識や内部事情を教えてもらった。正直知らない単語ばかりでほとんどついていなかったが、興味深い話題だった。

帰り道でもカードゲーム(マジック・ザ・ギャザリング、遊戯王など)やおすすめのパチンコ・スロット台についての話題に華を咲かせ、とても楽しかった。単発のバイトはこういった出会いがあるから良い。筋肉痛こそひどかったが、あの方とまた働けるならもう一度やってもいいかもしれない。


15日はマラソン大会のランナーを先導する仕事だった。電動自転車に乗って、決まったルートに先頭ランナーを誘導する。時給も良かったし珍しい仕事だったので、いい経験になりそうだと応募した。前々日と前日に走行ルートを動画で確認し、当日も集合前に視聴して分岐点や距離感などを頭に叩き込んだ。

だが本番に弱い男は情けない。スタートし、数分ほど走ったところで記憶違いを起こしてしまい、あろうことか違うルートにランナーを先導してしまった。

秒数のロスはおろか、ちょうど給水所に差し掛かる手前で脇道に逸れてしまったので、水分補給の機会も奪ってしまった。

運営スタッフの方は優しくフォローしてくれたが、先頭ランナーの方に少し怒られるし自責の念も膨らんでくるしで、中盤に差し掛かるぐらいまでずっと落ち込んでいた。

「絶対ミスはすまい」と体勢を崩しそうになりながらもスマホでルート解説動画とにらめっこしつつ、必死に正しいルートを進んでいって何とかゴールまでたどり着いた。

もしまたルート間違いを起こしていたら自転車を投げ捨てて走って逃げていたと思うので、何とかミスを繰り返さずにゴール地点まで誘導できて良かった。

ただ電動自転車とはいえ50km近くは走行したし最後の方は電池もなくなってただの自転車を漕ぐのと変わりなかったので、もう足はパンパンである。

昨日は上半身を、今日は下半身を酷使したので、全身ボロ雑巾のようだ。仕事終わりに友人と約束をしていたが、身体を動かすカロリーは1%ぐらいしか残っていなかった。


だからこそ、友人と合流して食べた家系ラーメンがここ数年間でいちばん美味しかった。スープの塩分や脂肪、ご飯と麺のダブル炭水化物がすべてエネルギーとなって全身を駆け巡る感覚が忘れられない。知らないけど、「クリリンのことかぁー!」のときの悟空もこんな感覚だったのかもしれない。

これまでは食事を単なる満腹中枢への刺激としか考えていなかったが、これからは食事を何かしらの"報酬"や"予算"として捉えるべきかなと思った。

酷使した心身を休ませるための食事。

身体にエネルギーを蓄えるための食事。

何かしらの目的を達成するための手段として食事を再定義することで、ただの摂食行為を高尚な人間の行いへと引き上げることも可能なのかもしれない。

そうすればひとつひとつの食事に楽しさや輝きが見いだされ、むやみに暴飲暴食してしまう事態も避け、健康的な痩躯を得られるのではないだろうか。言葉にするのが難しいけど、まあだいたいこのようなことを思いました。


単発のアルバイト、オススメです。運動になるし食事とお金のありがたみも分かるから、ジムなどに安くない月会費を払うよりずっと良いと思います。


体力が限界で、このままだと明日の仕事に支障を来たしそうなのでもう寝ます。


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