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商店街の貼り紙

先日、商店街の掲示板を眺めていたら「話し相手になります。」という手書きの貼り紙があった。内容を読むと、場所は駅前の喫茶店指定で、30分500円の料金が発生するという。
見ず知らずの人と話をしてなおかつ金を払う、というのは私にとってはなかなか考えられないことだが、最近はお年寄りも多いので、寂しい生活を送る独居老人などをターゲットにした商売なのかもしれない。

それにしても30分500円という料金設定は微妙なもので、それだけで商売が成り立つとは思えない。考えられるのは、変な壺や宝石類などを売りつける悪徳商法の類、もしくは本当に良心に基づいた商売だから薄利だということ、この二通りがあるのではなかろうか。

仮に後者だとしても、どこか引っかかる。
話をするだけで気分が楽になることはあるだろう。しかし、それが得体の知れない見ず知らずの相手でしかも有料という場合、その効果を得られるのかはちょっと分からない。

怖いもの見たさで一度挑んでみたいとも思ったけれど、やめた。

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