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『妻、小学生になる。』から感じた、「生きる理由」について。

村田揶融さんの漫画が原作のドラマ『妻、小学生になる。』が最終回を終えました。

私は毎週欠かさず見ていたのですが、このドラマから気付かされること、考えさせられることがたくさんあったので、共有したいなと思います。

まず、考えさせられたセリフを紹介

さて、恐らく多くの人が一度は自分の「生きる理由」について考えたことがあるのではないでしょうか。

ちなみに私はずーっと考え続けているのですが、今回『妻、小学生になる。』を見ていて、その答えの欠片のようなものに気づけたような気がしています。

このお話のおおまかなストーリーはこんな感じです(本ドラマの公式サイトより引用)↓。

“堤真一主演のちょっと不思議な家族の物語
妻を亡くしてから10年間・・・
失意とともに 生きてきた夫が、
妻と奇跡の再会!
なんと妻は・・・小学生になっていた!
元愛妻家の夫、
生まれ変わった妻(外見は小学生)、
そして大人になりきれない娘・・・
ちょっと変わった3人による
心温まる家族再生の物語”

(※ここからはネタバレになってしまうので、まだ見ていない方はご注意ください)

その後、小学生の姿で戻ってきた妻が「生まれ変わり」ではなく、「小学生の体を一時的に借りているだけ」だと判明します。
ということは、その小学生(以後、万理華)は妻(以後、貴恵)が体に入っている以上出てくることができない=貴恵が万理華の人生の時間を借りている、ということになります。つまり、いつか万理華に体を返さなければならないのです。

そこで、貴恵は、万理華に体を返すことを決意し、夫である圭介と娘の麻衣の前から姿を消します。

それからというものの、また貴恵のいない生活に戻ってしまった圭介と麻衣は、失意のどん底へ。仕事もプライベートも疎かになります。

そこで麻衣が「10年前、あの時私、ママと一緒に消えちゃばよかった」と圭介に向けて言います。

それに対して、圭介が掛けた言葉がこちら。↓

麻衣を励ますよりも自分の悲しみにひたることを優先させ、ただ生きてるだけの生活に麻衣を巻き込んだ」「これからは失くしたものじゃなく、ママがくれたものを見つめて生きていかないか

この言葉、素敵じゃないですか?

娘の麻衣は、母である貴恵がいない人生は、生きている意味がないと思っています。
でも、父である圭介や、恋人である蓮司にとって、麻衣は生きる理由です。貴恵は亡くなっていますが、貴恵も麻衣に、そして圭介に生きていてほしいと思っています。

また、貴恵と弟の友利のやりとりも印象的でした。
弟の友利が貴恵に対し、
貴恵が生きていたときは、貴恵だけは自分が生きていると喜んでくれて、ダメな自分でも生きていいと思えたということを話します。
そして、自分には「生きてる価値がない」という友利に対して放った貴恵の一言がこちら。↓

あるわよ。死んじゃった私よりずっとマシよ。何死んじゃってんのよ私は

ドラマを通して考えた、「生きる理由」について

では、改めて今回のテーマ、「生きる理由」とは、何なのでしょうか。

直接的な答えは出ませんでしたが、私がこのドラマから感じたことは、

・どんなに「自分はダメだ」「生きている意味がない」と感じている人でも、誰かにとっては必ず「生きている理由」であるということ。
自分では生きている意味がないと感じていても、そんなあなたに生きていてほしいと思っている人が1人でもいるなら、それが生きている意味なのではないか。
→誰も生きていてほしいとなんて思っていない!と思うかもしれないけれど、そんなのわからない。いる可能性も十分ある。絶対ないとは言い切れない。

・亡くなった人には、生きる理由も希望も価値も存在しえない。生きる意味があるかどうかを判断するうえでの大前提が「生きている」かどうか。
だから、生きる価値は、生きている限り、ある可能性は十分あるということ
もし今はないと感じていたとしても、今後価値に気づけるかもしれない。希望がある。
→ないかもしれないってことやん!と思うかもしれないけれど、生きている限り希望はゼロじゃない

という、大きく分けて2点です。

とにかく、毎日生きてみよう

人生、辛いことも多い。だから、辛いことがあるたびに、「人生やめたい!」「生きる意味ない!」と思うかもしれない。だけど、生きている限り、今後楽しいことが待ってるかもしれない。死んじゃったら、どうにもならない。がんばったら我慢できる辛さなら、がんばって耐えてみよう。楽しい未来という希望があるんだから。

なんだか、このドラマを見ていて、そんなことを感じました。
文章を読んでいるだけじゃまったく伝わらないかもしれません。
長い割には内容が薄いなと思った方もいるかもしれません。

でも、見た私にとっては、なんというか、しんどいけど生きてたらいいことあるかもしれないしもうちょっとがんばってみよう!と、そんな気になれるお話でした。だから、私のまとまりのない文章でわかってもらえるか自信はないものの、みなさんにも少しこの感情を分けたいなと思いました。
その一心で書いてみた記事です。

今日も、明日も、辛いことがあって、「生きる理由がない」と思っている人もいるかもしれません。
特に最近、コロナだけではなく戦争も起こって、本当に絶望することも多いですよね。
でも、いやむしろだからこそ、周りの人の大切さを感じませんか。きっとあなた自身も、誰かにとってそういう存在です。人のことも自分のことも大切にして、生きてください。絶対です。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
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