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テレビ好きな私は、とある沼に片足を突っ込んだ(4)

テレビプロデューサー・佐久間宣行さんがテレビ東京時代に制作していた番組『青春高校』の企画でアイドル活動をしていた5人の女の子たちの再デビューに向けての相談を受け、開催されることになった大規模オーディションが2022年7月、遂に始まりました。

求める人材は「自分の人生だけではなく他人の人生を変えたい人」。アイドルグループでありながら、間違いなく普通のアイドルではないものが出来上がりそうな予感がしました。

1次審査・書類審査、2次審査・スタッフさんとリモート面接と進んでいき、この様子もYouTubeに掲載されているのですが面接したスタッフさんが佐久間さんに講評を伝える熱量も高く、「こんな人がいた!」「センター張れそうな子」「トーク力が抜群」「とにかく佐久間さんに会いたいと言っている」など、全国から様々な才能が集まってきている展開に期待が高まります。

そして3次面接は東京で佐久間さんと直接面接となりました。

試験開始前、「地方からせっかく来た子もいるから、来たことが無駄にならないよう良い時間になればいいなと思ってる」と言える配慮がさすがです。この動画の中で参加者を面接する様子が映っていますが、よくある面接のイメージとはちょっと違う何とも和やかな雰囲気で進んでいったのがわかります。
中には緊張から泣いてしまう人が何人もいたようですが、歌が上手い人・一芸を持っている人・切り返しが上手い人など光るものを出せた人もいたようです。この時点で参加者の顔は映っていなかったのですが特に印象深かったのは、緊張しすぎて蚊の鳴くような声で話していたのがいざ歌い出すと激ウマの子、剣道の声出しが面白かった子でした。

そして一般の参加者に混じって、このオーディション開催のきっかけになった5人も参加していました。
それぞれ歌ったり一芸を披露する中、一人群を抜いて齋藤さんのアピールがとんでもなかったのです。せっかく佐久間さんの前で何か披露できるなら、ということでまさかの「フリップネタ」を作ってきていました。アイドルのオーディションでピン芸…?ぶっ飛んでます。

しかもそのネタが面白い。システムはクールポコさんでしたが、大喜利力・構成力も感じられこんな発想ができる人なんだ!という驚きがありました。オーディション前の『青春高校』メンバー5人の中では後輩になるためか控えめ・地味なイメージでしたが、表情も明るくそれまでの自分を打ち破ろうとしている姿勢が見えました。

アイドルオーディションではないにしろ、短時間で結果を出す・アピールすることが求められる場面は多くの人にあると思います。そういう場面において、何が求められているのかを感じ取ってその時に自分が持っている武器から何を出すのかが勝負なんですよね。私はそういうことが苦手なので、うまく行かなかった子やちょっとズレてる子に共感しながら見ていましたが、齋藤さんのように的確にインパクトを残せる人はやはり魅力的に感じざるを得ません。

「自分の人生だけではなく他人の人生を変えたい人」は見つかるのでしょうか。最終審査が始まります。

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