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テレビ好きな私は、とある沼に片足を突っ込んだ(3)

コロナ禍で終了してしまったテレビ番組『青春高校』の女子アイドル部だった5人からの再デビューのプロデューサーを依頼されたテレビプロデューサー・佐久間宣行さん。
めちゃくちゃ忙しい(恐らくこの頃Netflixの企画など本当に大きな仕事を何本も抱えていたと思う)のにこの企画の事ばかり考えていたらしい。
悩んだ結果、どんな結論を出すのか。

ついにその決断が下されました。

事務所に集まった5人に伝えられたのは

● アイドルプロデュースは、やる。
● ただしこのままの5人をではなく、大規模なオーディションを開催した中でそこから選抜する。

その2点でした。

「5人での再デビュー」を目指していた彼女達には厳しい結果にはなったものの、もう1回選ばれ直す、という過程を経ないと「また安易に知名度のあるプロデューサーに頼るのか」という反感を買う可能性があること、5人がどうしても5人のままで再デビューしたいならオーディションを受けなくてもいいということ、といった配慮でもあることが語られました。

正直私もここまで観てきて、5人の一生懸命さは感じたものの恐らくそれは並のアイドルでもそうであって、彼女たちでなければならない「何か」、もっと言ってしまうと「商業的魅力」…もっと品がなく言ってしまうと「金の臭い」はまだ感じ取れないままだったので、「5人で」という縛りを諦めたのは悲しいですが妥当に感じました。
『青春高校』の終了でアイドルの亡霊のようになってしまっていた5人にとっても、フラットな目線で選抜が行われることで分岐点を設けてあげるという点で前向きに捉えられる側面はあるかと思います。

とはいえ、佐久間さんプロデュースのアイドルグループを作るために全国的にオーディションを開催するといった展開は予想していなかったので意外でした。『NOBROCK TV』のドッキリ企画でターゲットになる女性タレントが毎回好印象だったので、そこにピックアップするくらいなのかなと思っていたので、本格的にアイドルをやるのは秋元康路線に進む怖さもあると予想され、思い切った決断だと感じました。

オーディション決断回の動画に続いて、各種SNSにオーディション開催の告知動画が展開されました。
ここで「自分の人生を変えたいのはもちろん、他人の人生を変えたい人と仕事がしたい」というワードが出ます。このワードは今後何度も出てくるのですが、佐久間さんの仕事哲学でもあるのでしょう。クリエイターとして大事なことでもあり、恐らくアイドルとしてファンを魅了しなければならない役を担う上でも、そして単にアイドルになるだけでなくその先を目指せる将来性や姿勢をメンバーに求めたということだと思います。

5人に相談を受けて悩む内に「こうだったら応援したい・見てみたい」というアイドル像が浮かんできたからオーディションをやることにした、とやっと明るい表情で話す佐久間さん。

一体どんなアイドルグループを作ると言うのでしょうか。

<続きです👇>

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