見出し画像

テレビ好きな私は、とある沼に片足を突っ込んだ(6)

最終審査に残った15人は自己アピール審査の後、このオーディション最大の特徴とも言える「バラエティー番組収録」に望みます。

収録前にひな壇に並んだ参加者たちに「審査だと思わないで楽しくバラエティーやってみて、思い出だと思って。こんなプロが揃ってバラエティー撮ることなんかないから」と緊張をほぐす声がけを忘れない佐久間さん。
審査員の放送作家・オークラさんからは「テクニックよりも楽しそうな空気感が出せるか」、プロインタビュアー・吉田豪さんからは「人間性を見たい」という審査のチェックポイントが話されましたが、どなたも共通して「ありのままのキャラクター、空気感、アイドル性」を出せるのかどうかが鍵になりそうです。

まずはファーストブロック「傷だらけ自己紹介」。失敗談を交えて短く自己紹介をします。
ここでは

  • 積極的にトップバッターを駆って出てテンポ良くまとめた藤崎さん・齋藤さん

  • さすがの経験者で話上手な日比野さん・前川さん

  • いきなり複雑な家庭事情をロングで語り出して「地獄生まれの天使、田中です」で締めた不思議全開な田中さん

  • 「ハワイに行ったら九九を忘れた」という謎エピソードで展開が生まれた林さん

  • エピソードの締めでとっさにダブルピースと「お調子者です」で盛り返した浜瀬さん

が特にインパクトを残したように見えました。

一方、聞き手の理解度や空気感を汲み取れず変な空気にしてしまう人も。私も追い込まれるとこのタイプなので共感性羞恥を感じました…。

次のブロックは「アンケートクイズ」。要はクイズ形式の大喜利です。お題は「東京ホテイソンたけるが悩んでいることとは?」「東京ホテイソンの没になったコンビ名候補は?」。
それぞれ意外にも個性的な回答を出して来るので皆さん面白かったのですが

  • とにかく手数の多さと大喜利力を見せつけた齋藤さん

  • 真顔で回答する技術を見せる藤崎さん

  • 東京ホテイソンを前にしてインディアンス推しの永松さん

  • 普段テレビを見てなくて大喜利を知らないが故に独自路線の林さん

  • ずっとニコニコ、なんだか楽しそうな夏目さん

が特に印象深く感じました。回答の内容・何を面白いと思うかという切り口・発表の仕方でキャラクター性がよく見えて、それぞれの個性が際立って見えてきました。意外にもいい審査方法だったのではと思えてきます。

それぞれのブロックでの回答の面白さのクオリティはさて置き、審査されているのは「人間性・アイドル性(から来るバラエティー番組を成立させる能力)」なので、他の人が話している間のリアクションや盛り上げ力も見られているはず。その観点では映っている範囲では、日比野さん・吉村さん・高梨さん・齋藤さん・夏目さんが良かったように見えました。
審査員の皆さんもついつい大喜利の面白さの審査になってしまうのを修正しながらの審査だったようです。(オークラさんは前日キングオブコント準決勝の審査員だったそうですし頭の切り替えが大変そうですね笑)

バラエティー番組収録審査はまだ続きます。

<続きです👇>


単純なのでサポート頂けたらある程度言うこと聞きます…!!