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ポンコツすぎる私だけど、言葉にすることでまた強くなっていける。


しんどかった。辛かった。
ほんとうは、他人と比べてばかりだった。
自分がポンコツすぎて、すごく惨めで、ほんとうに情けない。

いちばん辛いなと感じるとき。人は、感情を言葉にしたくてもできないことが多いと思う。そうやって、胸の中にあるモヤモヤした感情をぐっとこらえている時間が、いちばん長くて辛いのだということを私は知っている。


また、落ちてしまった。

つい先日のことである。
2度目の資格試験を受けた会場を後にした私は、ビルの脇に立って恐る恐る試験結果のレポートを開いた。
そして、ぼろぼろと目から零れ落ちる水滴を必死に拭っていた。


この試験で落ちるなんて、論外。
完全なる努力不足ですよ。

ヤフー知恵袋では、自分と同じような境遇の人が発信した悩みに対して、罵倒の言葉が綴られているのを何度も目にした。
私は完全なる努力不足だったのかな、と思うと、凄く惨めで情けない気持ちになった。

「あんなに頑張ったのに」と悲嘆にくれたい気持ちとか、もうこんな気持ち味わうぐらいなら諦めてしまいたい、という気持ちとか。いろんなマイナス感情がぐぐぐとこみ上がってきて、吐きそうになった。


だから誰かに助けを求める思いで、インスタのストーリーに感情を吐き出してみることにした。


やっと、言葉にしてみたら。

「きつい時はきついって言えるのが本当の強さだと思う」
「無理してでも今は休むんだって決めることは結構大事だよ」
「最初に苦労するほど後が楽になる」
「今比べても何十年後にはもう関係ないよ」

大学時代の友達、就活で出会った友達、憧れの企業で働いていた社会人の先輩。私が発したものを目にした人達が、たくさんのあたたかい言葉で私を包み込んでくれた。冷めきった心が、とてもホカホカした。

そこで私はこう思った。


言葉にして、本当によかった。
ポンコツだけど、素敵な人たちとの縁に恵まれて本当に良かった。

またきっと、辛い思いや悔しい思い、劣等感やいろんな感情に苛まれることもあるだろう。そんなときは、まっすぐに言葉にしていきたい。
言葉の力と、人の力で、ポンコツ山を乗り越えていきたい。
これが私のやり方なんだと信じて。


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