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婚姻費用を差押えよう③シングルマザーのスタートライン

10年の結婚生活を経て子ども3人とUターン移住し、初夏にシングルマザーになりました

いま離婚しようか悩んでいる、養育費の差押はどうしたらいいかなどシングルマザーとしての旅立ちがどなたかの参考になればと思います

離婚調停も視野に弁護士に依頼した続きです

スピード感でいうとこんな感じ
5月、弁護士事務所へ連絡
6月、婚費差押手続きと離婚調停が開始
10月、婚費の支払い開始(9月分)
翌年5月、離婚成立

まずは差押の結末から。

すでに婚費の調停が完了しており、債務名義(婚費支払いについての調停が完了した証明書のようなもの)もあったので
あとは必要書類を揃えるだけとのこと
特に夫や夫の会社に連絡を入れる必要もなく
あっさりと振込開始されました
しかも未払い期間の上乗せもあり、夫の給与の1/2ほどが振り込まれました
自業自得ですね

あーそんな簡単なものなのだな、と拍子抜け
しかし世の中の婚費や養育費を受け取らない女性の多さを鑑みるとここが一番のボトルネックだと感じました

要は債務名義を持っていないということ
婚費や養育費の支払いって私のように調停で確定させるほかに公正証書にする方法もあります
別居、離婚時の口約束ではスタートラインもたてていないことになります
(口約束でも契約は成立するが、証明できないと差押は難しい)

おおごとにしたくない、
モラハラで会話が成立しない、
DVなどで関係も切りたい、
様々な要因があるからこそだと思います

しかしらここは司法の力を使いましょう
夫には婚費、養育費を支払う義務が
そして自分や子供たちはそれを受け取る権利があるのです
権利はきちんと行使する、これは学校教育に入れてほしい概念!
例えば受け取らないシングルマザーが貧困と叫んだところで権利の主張を怠ったと見なされることもあります
貧困は子供への虐待も引き起こします

自分と子供たちが健やかに生きるために
権利を主張しましょう

熱くなってしまいましたが、、、
債務名義さえ用意しておけば、夫がサラリーマンであれば差押は容易です

差押の際に夫に会う必要もありません
夫の口座を調べる必要もありません
書類を揃えて郵送するだけであなたの口座に設定金額が毎月振り込まれるだけ
一度だけ鬼になってください

ちなみに夫がサラリーマンではない場合はハードルが上がります
夫の代わりに口座振込する第三債務者をどうするか難しいからね
場合によっては銀行口座の差押などハードルがあがります
そのケースは未経験のため、即弁護士に相談することをお勧めします

別居はケースバイケースだと思いますが
養育費取り決めは離婚時のマスト
離婚成立と同時に債務名義の自動付与
自治体による代理取立て必須
(マルサのようなイメージ)

今後の民法改正でこうなることを切に祈っています
せめてスタートラインに立てるよう
サポートしてほしいと願います

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