見出し画像

POM

若干の緊張と期待で目的地についた僕たちは工場の前で止まり鉄柵を超えて中へと入った

まず中に入り探したのは秘密基地を作れそうな屋根がある場所だった

周りをきょろきょろしながら歩いているとパンダみたいな色あいの猫がいたので気になってあとをつけているとその先に神山が言っていたホームレスがいた

そのホームレスはボロボロのYシャツを着ていてしたはジャージみたいな姿をしていた

パット見でホームレスだとわかる風貌をしていた

ホームレス「おいっ!!!誰だ!!!?」

怒号とも聞こえる声でいきなり怒られた僕たちは大きな声で言い返すことができなくてその場に立ち尽くしていた

するとどんどんホームレスが近づいてきて僕たちとの距離が埋まる前に神山がやっぱり逃げようと耳元で話かけてきた

この耳元で話しかけている様子をみたホームレスは悪口を言ったんだと勘違いしてこっちに小走りで怒鳴りながら走ってきた

以外にも冷静だった僕は対面で会話をするような距離間にありながらもここに秘密基地を作りたいと思っているんですとそう話かけた

怒っていたホームレスは拍子ぬけしたような表情をしていた

ホームレス「なんだそれ?ふざけてんのか?」

僕「ふざけていません僕たち探検隊の秘密基地をここに作りたいんです」

そういうとホームレスは僕の肩を小突いてきた

ホームレス「お前らみたいなガキが来るところじゃないんだ帰れ。今すぐ帰らないならぼこぼこにするぞ」

そういわれた僕はあろうことかホームレスに反撃した

僕「自分だけの場所にするなんてずるいじゃないですか!!!僕たちも仲間に入れてください。じゃないとここから離れません」

ホームレス「ぁあ!?殺すぞガキ!!!」

完全に怒りが頂点に達しているのがわかった

なんか言ってよと思い神山を見ると完全に顔が青ざめていた

想像したのとは全く違う展開に解決策を見つけるのに必死だった僕はなぜかこのまま引き下がるという選択肢を除外した

もしよろしければサポートをお願い致します!noteの幅をどんどん広げていきたいと思います!