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青森のりんご畑に留学生が来てくれました。

株式会社Ridunが実施しているインターンシップの受け入れ。2022年後期は6名の留学生が来てくれました。嬉しい嬉しい。
収穫の時期だったので、人手という意味で大変助かったほか、留学生の皆さんと交流する時間は発見の連続でとても楽しいです。

収穫してもらった「千雪」というりんご

1日半、収穫を経験してもらった皆さんに感想を日本語で書いてもらいました。

クロシニャーニ・アルベルトさん(出身:イタリア)

収穫中のアルベルトさん

「りんごを毎日一個食べたら、医者が離れます」。このことわざは本当かどうか知りませんが、リンゴが大好きですから、毎日食べて、興味があったからこのインターシップを選びました。リンゴ栽培に興味があったので、体験したかったです。リンゴ畑で実際に働いたあとで、楽しかったと思っています。確かに友達と仲良くしている人と一緒に働いていると、時はめまぐるしく流れて、労苦も感じません。思ったより静かで余り疲れさせませんでした。このインターシップ前に、リンゴをどう摘み取ることを知りませんでしたから、特別な方法があることがびっくりしました。
いま他のことを勉強していますが、将来リンゴについてもっと調べて知りたいとおもっています。様々なリンゴの品種があって多すぎにしても、全部味わいたいと思っています。

リ・ハイウン(くも)さん(出身:台湾)

収穫中のくもさん
他の留学生と共に収穫作業をしている様子

青森といえばりんごですが、台湾ではりんごを栽培している人は少なく、りんごの木の実の姿を見たことがありません。私は実家の果樹園によく手伝いに行くので、りんごが収穫される様子を体験してみたいです。

実際に果樹園に来てみると、最初からりんごの香りに惹かれていました. また、気候も涼しく、台湾ほど蒸し暑くなく、ゆったりとした気持ちにさせてくれました。りんごは片手で摘み取れたそうで、意外と簡単だと思います。 しかし、りんごの生育する場所はさまざまで、地面に近いところがあるし、高いところまで生えているものもあれば、はしごを使って収穫することが必要です。枝には二つ以上のリンゴが生えていて取る場合、地面に落ちてやすくて、それは一番難しいところと思います。
みんなの努力と手伝いがあったからこそ、収穫ができました。りんごは本当に丁寧して育ち果物だなと改めて感じていて、いろんな経験をもらいました。

ラポルダ・ショーン(出身:ドイツ)

「千雪」の畑でピースをするショーンさん

私はドイツのトリル大学からの留学生です。日本学の専門で日本の文化について勉強していますので、津軽のりんご文化に興味があります。だからりんごのインターンシップを選びました。更に私は子供の時によく伯母さんのリンゴ畑で手伝いまして、いつも楽しかったです。青森のりんごは日本以内に有名ですから、私は必ずここでインターンシップをしたかったです。私の伯母さんはりんごの品種一つしかありませんので、私は新しいりんごとる方は学びました。一回目の日で「千雪」と言うりんごを取りました。あのりんごは皮に小さい点が多いですから千雪を呼んでいます。二回目の日に「ふじ」と言うりんごを取りました。ふじのりんごはとても甘くて、美味しいです。取る時にりんごを回さないで、茎を押します。りんごの収穫は楽しかったです。

ジン・セビンさん(出身:韓国)

収穫中のセビンさん

私は10月から半年間青森県に留学することになりました。青森の代表的な特産物といえばリンゴであるだけに、リンゴに関する仕事をしたらもっと意味のある時間になると思い、リンゴ栽培のインターンシップを選びました。また、農家で働くようになればワーキングホリデーの間接的な経験もできると思いました。
私はちょうどリンゴの収穫期に仕事をすることになり、「千雪」と「ふじ」というリンゴを採る作業を行いました。畑にずらっと並んでいる多くのリンゴの木と美味しそうに実ってあるリンゴを見ると、農家の方々のリンゴに対する真心が感じられました。近くでリンゴを直接見て、触ってみると品種ごとの違いがすぐに分かりました。短い時間でしたが、リンゴに傷がつかないように採る、自分なりのコツもできました。最初に思った通り、とても貴重な経験でした。

オーバ・マリナ(出身:ブラジル)

アップルマンと記念撮影をするマリナさん

思った通り、リンゴ畑で働くのはとても楽しかった。私は室外で過ごすことや植物を育てることなど大好きでなので、時間を活かしたと感じた。私の一番好きな経験ははしごで高いところまで登って、高いところにあるリンゴをもいで、かごをいっぱいすることだった。みなさんが着いたばっかりの時のりんごでいっぱいの木と仕事後のむき出された木を比較すると、リンゴの木が、お疲れ様でしたと言っている感じがした。“今日はここまでです”と聞いた時、私はいつも“もう少しやりたい”と考えた。
リンゴ畑で働いていた人たちはとても親切で優しかった。詳しく説明してくれて、あつこさんは私たちに地面に落ちてしまったリンゴを持ち帰らせてくれた!千雪リンゴとふじリンゴはとても美味しかった!

シーチャロインチャイ・ラリダー(リリー)さん(出身:タイ)

収穫中のリリーさん

最初に、りんごのインターンシップが一番楽しそうです。それに、青森県といえば、一番人気の商品は、「りんご」のではないでしょう。タイに輸入されるりんごは、半分以上が青森県産となっています。なぜ青森りんごが人気なのか、他のりんごとどう違うのか気になります。そのため、農業未経験でも体験してみたい私はこれを選びました。
 りんご畑で実際に作業してみた後は、想像よりとても楽しかったです。作業はそんなに疲れていないし、人々も優しいし、お菓子やコーヒーを作ってもらって、私はうれしくて感動しました。そして、一番楽しいことは、落としたりんごを自由に持って帰られることです。私はたくさんりんごを持って帰って、友達にあげました。
 今までりんごを摘果していただけですので、できればりんごの分け方も知りたいです。どれか捨てるか、どれか役立てるりんごなのか気になります。これからも皆と一緒にもっと色々な思い出を作りましょう。


留学生には「千雪」と「サンふじ」の収穫を経験してもらいました。特に「千雪」については、ろくに剪定もできなかった畑だったので、とても苦労したと思います。来年はもう少し、いい状態で収穫してもらえるように頑張ろうと思いました。
感想を読んでいると、故郷のりんごとの違いを感じてもらえたようです。少しでも青森りんごの文化のようなものが伝わっていたらいいな…。

Writer:永井温子(株式会社Ridun 代表)


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