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アニマルねぷた制作ワークショップを開催しました

こども本の森神戸さんで、ねぷたを制作するワークショップを開催しました。参加してくださったのは抽選に通った24名12組の皆さん。個性あふれるねぷたがたくさん生まれました。

ねぷたの説明をする永井

こちらの記事の書き手のわたくし永井は、普段は畑でりんごの世話をするりんご農家です。生産をしつつ、りんごにまつわる魅力をいろんな形でお届けするイベントやワークショップも行っています。今回の「アニマルねぷた」制作ワークショップもその一環として実施しました。

かわいらしい下絵

ねぷたを制作することでなぜりんごの魅力を伝えることにつながるのか。実は、このねぷたには「りんごの和紙」が使われているのです。冬の間、りんご畑では枝を切る「剪定」と呼ばれる作業をしています。その時に出る枝は、畑で燃やして処分するだけになってしまい、とてももったいない状況にありました。そんな状況を解決すべく、「りんご/さくら和紙研究会」の皆さんがりんごの和紙を開発し、その和紙を活用させていただきました。

そして、こども本の森 神戸さんのシンボルは「青りんご」です。

こども本の森を手がけた安藤忠雄さんが「青春のシンボル」としてデザインされた青りんごは、米国の詩人サミュエル・ウルマンの詩「青春」がモチーフになっています。「青春とは人生のある期間ではない。心のありようなのだ」などとつづられた詩に共感した安藤さんは「目指すは甘く実った赤リンゴではなく、未熟で酸っぱくとも明日への希望へ満ち溢れた青りんごの精神」との想いを込めてつくられました。

こども本の森 神戸HPより

「りんご」というキーワードでつながり、青森のりんご農家が神戸の子ども達へワークショップを実施するという。どこにどんな縁があるのか、わからなくて大変興味深いなと感じました。参加してくださった方から1人でも、実際にりんご畑に遊びに来てくれたら嬉しいです。

うさぎの耳が、針金もなしに立ち上がりました。すごい。
まさかシャチを作るとは。子供たちとねぷたの可能性は無限ですね。
あかりを灯すと、ロウを入れた箇所がぼぅっと光ります。

今回も個性的な作品にたくさん出会うことができました。今後もいろんなものを通じて、青森やりんごの魅力をお伝えしていきたいと思います。

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