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Vosne Romanée 2011 / Domaine Robert Sirugue & Ses Enfants

<タイプ>

<生産者>
Domaine Robert Sirugue & Ses Enfants
<品種>
ピノ・ノワール 100%
<産地>
フランス・ブルゴーニュ
<価格帯>
7000円前後

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<コメント>
4日間で飲みました。ヴォーヌ・ロマネデビューにこちらをチョイスしました。

1日目から香りのボリュームは結構あり、活き活きとした若さのある赤系果実、プラム的な香りです。色は濃く、縁が煉瓦色という感じでもなく熟成感は感じられません。味わいは少し平板でタンニンが強くやや閉じ気味。少し置くと、温度が上がったこともあるかもしれませんが、キノコや腐葉土も感じられ、甘みも出てきます。しかしながら、酸味が弱く、アルコール感の熱さを喉に感じやや近寄りがたい印象。ハッカの様なスパイシーさも感じる気がしますが、これはヴォーヌ・ロマネであるという先入観かもしれません。余韻は杉やバニラの様なニュアンスで、やや青味もあり上品。長いですが、やや心もとない感じも。
2日目になって少し開いた気もしますが、引き続き似た様な感じでかなりドライで近寄りがたいです。
3日目もあまりかわりませんが、少しこなれたけもの感、革感が出てきたことに加え渋みが落ち着いた印象。渋みが落ち着いたことで甘みがじんわり出てきた感じです。
4日目はかなり表情が変わり、キャラメルやシナモン、クローブなどのスパイシーさを感じました。血や乳酸の様な酸味もあって、この日が一番だった様な気がします。ここで飲みきってしまったので、時間切れ。最後までワインの特徴を捉えられなかった様な気がしました。

<感想>
結論から言うと、まだ開いておらず、飲むのが早すぎた様な気がします。スケール感はありましたし、エレガントな面も感じられたのですが、いかんせんアルコールと渋さがまだ落ち着いていない感じでした。十分美味しいのですが、個人的には好みに達するまではあと5-10年ほど待つ必要があるのではないでしょうか。ただ、ヴォーヌ・ロマネということで変に力んでしまいこう感じたのかもしれませんが...。あるいはそもそもこのヴォーヌ・ロマネが好みではなかったのか、もう少し経験を積みたいものです。
料理との相性は非常に難しく感じました。強い肉料理だと繊細な部分が負けてしまい、弱い料理だと渋みが邪魔してしまう、という様な印象。高級なワインであることもあって、単体で味わうのがいいかもしれません。

<得点>
76点

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