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Village Pinot 2018 / Gentle Folk

<タイプ>

<生産者>
Gentle Folk Wines
<品種>
ピノ ノワール 100%
<産地>
オーストラリア・南オーストラリア・Adelaide Hills
<価格帯>
4000円強

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<コメント>
フランス、ドイツ、イタリア、チリ、NZ、日本、南アとピノノワールは飲んでいるので、(カリピノという大御所が残ってますが)自然な流れでオーストラリアをチョイス。ラベルがいい感じです。1日あけて5日間で飲みました。

開けてすぐは酸や梅を感じさせる香りでしたが、グラスに注ぐとかなり異なる印象で、ストレートなぶどうの香りが主体。香りはボリュームはほどほど。色はブルゴーニュ他今まで飲んできたピノよりかなり濃い感じで、しっかりした紫です。味わいは甘みがまず来て後からタンニンの渋みも。余韻は弱めですがまろやかで、砂糖菓子のようなタイプ。飲みやすいですが、要素はかなり少ないです。
2日目になると香りが少し開いたのかぶどうに加えプルーンのようなニュアンスも。味わいは初日よりは調和的になって、甘み酸味渋みのバランスは良好。また砂糖菓子感が少し進展してカラメルのニュアンスも感じます。
3日目もあまり変化はなく、1日あけて5日目。少し酢のような感じが出てきてしまい、下り坂という感が強くなります。

<感想>
かなり要素の少ないシンプルなワインで、香りも相まってぶどうジュースの感が強いワインでした。飲みやすさはかなり高いですが、今まで飲んできたピノと比べるとだいぶ複雑性や妖艶さ、エレガントさなどで劣る印象です。好み次第だとは思いますが、価格帯的にもブルピノ村名くらいは行けてしまうので、コスパ的にもちょっと難があるなあという印象。開いていない、とか飲み頃がまだ先という感じでもなく、もともとこんなタイプのワインなのではないかと思います。一方で、食事との相性的には甘めの肉料理と合わせていい感じで、割と使いやすいタイプではないかと思います。バーベキューなどにも適してるでしょう。
このタイプのワインの経験が少ないので、もっと置いたらどうなるのか、というのがあまり想像ができませんが、やはり早飲み系のワインではないかと思います。むしろ、すぐ飲めばもっとフレッシュさを楽しめたのかな、という思いも。

<点数>
72点

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