見出し画像

人は自分自身に一番興味がある~授業計画~

退屈と言われる歴史の授業。それをいかに面白いと思ってもらえるか。自分事に近づけて考えてもらえるか。

高校生が興味あることはテストの点数、大学受験の動向、将来の自分自身、今の自分自身。そこにどうやって入っていけるかが課題。お互いに出来るだけ実り多い時間とするために、まずは私がワクワクしていること。ねえねえ、聞いて聞いて、こんなに面白いんだから!って気持ちで、授業の範囲をあらゆる方向から事前調査してワクワクポイントを探す。

歴史総合という科目が新設された。18世紀以降の世界と日本の関わりを考察する教科である。この教科の授業を始めるに当たって、いかに聞く人の気持ちを最初につかむか。

あるyoutube動画を見て、コレは取り入れてみたい!と思うものがあった。
まず自分自身がいて、両親がいて、祖父母がいて・・・とずっとずっと遡っていく。授業範囲の出発点18世紀まで遡ると、だいたい、2006,7年度生まれの人たちの12代程前だとすれば1,024人の人たちの命を受け継いで、そこに自分という存在、みんなという存在があるらしい事実が判明する。

遠い無関係の事象のように感じるかも知れないけど、実際にその命のバトンリレーが今のみんなにつながっている。その1,024人の人たちもそれまでの命のリレーで存在した。そしてそれがずっとずっと今のみんなにつながっている。だから、決して無関係なことと思わないで(強制するつもりはない)あ~、そうなんだ~、ふ~ん。そういう考えもあるね、とか、ちょっと面白いかもって思ってもらえたら嬉しい。

その人たちが生きてた(みんなとは決して無関係じゃない人たち)時のことに思いをはせてみて、今の時代に結びつけて考える視点を持ってくれるように、構成ちゃんとします(笑)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?