「テニスの王子様」を分析する(114):観衆が見ているもの

フォアハンドの乾、バックハンドの乾、さらに90度視点が移動したバックハンドの乾。
3コマ連続して、乾のプレーが描かれる。

許斐剛『テニスの王子様 13巻』集英社、2002年、P.166。

壁打ちのシーンではないため、乾にはテニスをしている相手がいる。
しかし相手が打ち返す絵はなく、乾だけが描かれ続ける。

そのことにより、この場にいる観衆が乾のテニスに目を奪われていることを読者は追体験できるのではないだろうか。


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