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グルグルめまいの沢瀉湯(メイマックなど)

ぐるぐると目が回ったような、横になってもグルグルとするめまい。
吐き気を伴う事もあったりで辛いですよね。
そんな時は乗り物酔いの薬もありますが、原因から改善するとされる
小林製薬のメイマック(錠剤)とコタローの沢瀉湯エキス細粒Gなどもあります。
どちらも体力に関わらずに飲める漢方の沢瀉湯(タクシャとビャクジュツ)からなります。

頭痛やめまい、吐き気には重大な病気が隠れている場合があるので、痺れや麻痺、話しにくいなどがある場合は、速やかに病院で受診しましょう。

水分の代謝がうまくいってない、尿量が少ないなどを改善します。

◆漢方では、構成生薬が少ないほど激しい症状や急性期に使われ、逆に薬味が多いほど症状が落ち着いた慢性期に用いるといわれている。本方は沢瀉と白朮の組み合わせで、 少ない薬味(2つの生薬)で構成されているので、切れ味がよく、非常に激しく急激に来ためまいに活用されている。

◆【処方構成】2味
沢瀉(タクシャ)は寒性の利水薬で、白朮(ビャクジュツ)は温性の利水薬である。脾胃の水毒(病的な水分)が何らかの原因で動き、それをこの2味で取り除き、動揺を鎮める。寒性・温性の相反する働きの2味から成っているため拮抗しており、 大きく陰陽のどちらかへ偏ることはなく大変使いやすい。五苓散、当帰芍薬散の原方といわれている。

小太郎漢方株式会社 漢方解説



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