リトリート2日目④【ダンスフロア】

エンパシーサークルのあとは
必ず1時間の休憩がある。

本当はみなさんとゆっくり話したい…

でもこの時間に二人をお風呂に入れよう!
と準備したんだけど、楓がお昼寝してしまった。


疲れてるよね。。
寝不足だもんね。。


あー、どうしよう。。


今日も21時過ぎまでセッションがあって、
子供たちのお風呂は一体いつ入れたらいいんだ。。

スケジュール表を見ながら
途方に暮れる。。

そして、休憩時間も終わり、
午後のセッション開始。

その名も、

『ダンスフロア』

!?!?!

慣れないネーミングに
またわたしはソワソワする。笑

ダンスフロアというのが、
あるのはNVCのサイトとかを見ていて
知っていたんだけど、

ダンス?

な、なにをやらされるんだ…

とさすがにわたしも身構えた。笑

でも思っていたのと全く違うものだった。

ノリノリで踊るのではない。

見ていて、すごく美しいものだった。


声に出しながらやってもいいし、
無言でもいい。

言葉で表現するのが、
苦手な人でもできる。

わたしは楓が膝で寝ていたので
後ろからあるグループの様子を
見ていただけだったんだけど、

(ダンスフロアという名前にビビって
参加するのを躊躇っていたから、
楓が膝で寝てくれたことに
ホッとしている自分もいたのも事実。笑)

フロアに置かれたパネルの上を
一歩一歩、自分に共感、他者に共感しながら
進むだけ。

でもその一歩一歩を踏み出すときの
その人の葛藤やエネルギー、
全く踏み出せず下を向き続ける時間、

その人がどんな気持ちで
このリトリートに参加したのか、
わたしは知らない壮絶な背景がある。

その後ろ姿にどんどん込み上げるものがあり、
美しさに感動して、
わたしは一人離れた場所で涙が溢れていた。

そして、それを終えたとき、
その方の顔がリトリート始まって以来、
ゆるくなって、笑顔が出て、
空気感がガラリと変わった。

子供たちとも
関わってくださるようになった。

NVCを学んでいると、

どうしても共感をしなきゃ!
プロセスに当てはめることが正しい!

みたいになることがある。


でも、そうじゃない。


そこのプロセスに行くまでにも
プロセスの途中でも、
たくさんのぐちゃぐちゃな感情があって
ジャッジもするし、強要もするし、
色んな色んな感情や暴力的な言葉も出てくる。


それを決して、

無視しないこと。


「良い人になるためではなく、
自分のいのちをフルに使って生きよう」


すべての感情を受け止め、

自分に共感し、
相手に共感し、
自分を表現する。

それを可能にするのが、
ダンスフロアだった。


なんか、もう今まで学んできたNVCの
根底を覆すような衝撃が次々と
目の前に起こる。


なんなんだ、これは。

得るものがたくさんありすぎて
すでに消化がなかなかできない。


まだ2日目も終わっていないのに。

循環が循環を生むのがすきです。サポートしたいただいた循環を、文字で循環していきます♡