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教師に向いている人・向いていない人

こんにちは。RINGO_先生です。

今回はちょっと
刺激的なタイトルをつけてみました。

公立の小学校、中学校の教師を経験し、
最終的に鬱病になって退職した
私から見て思う
教師に向いている人・向いていない人
というテーマです。

早速いきましょう。


教師に向いている人

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① 授業をするのが好き

教師には様々な能力が求められますが、
結局は授業の時間が一番長いので、
良い授業というものが
永遠に求められます。

学校は勉強がメインですから、

・子どもが納得する授業
・わかる授業
・面白い授業

などができる先生は
実際子どもからとても尊敬されます。

元々教えることが好きだったり、
授業するのが好きなのであれば、
教師という職業は
天職になるかもしれません。

② 前に立って人を動かすのが得意

授業さえできれば、
子どものことを思ってさえいれば
教師という仕事が務まるとも
言い切れません。

・時間を守ること
・発表の仕方
・話の聞き方
・提出物の出し方
・当番のルール

などなど、大勢の子どもをまとめるには
統率力が必要です。

特に荒れた学級であれば、
子ども達が納得し
こちらの指示通りに動くようになるまで
とても困難が生じます。

元々人の間に立ち、
集団をまとめるのが得意だという
リーダー気質のある人は
学校現場でも大いに活躍するでしょう。

③ 気持ちの切り替えが上手

教師の仕事はその構造上、
精神疾患を患いやすいです。

なんなら私もその一人です。

どんなに完璧に見える先生でも、
実際は結構やらかしていたり、
今に至るまでに何度も
躓いてきています。

授業をはじめ、マジで失敗を繰り返します。

その度に落ち込んでいたら
キリがありません。

というか落ち込んでいる暇もないくらい
次々と色んなことが降りかかってきます。

成功しようと失敗しようと
淡々とこなしていく他
ありません。

教師になるなら、
健康に働き続けるためにも
切り替えるマインドは必須です。

④ 子どもが好きで、寄り添える

例え上手に指導ができても
子どもに対して冷たかったら
「うーん…。」
って思ってしまいます。

授業以外の場面でも積極的に
子ども達とコミュニケーションを取り、
子どものことを知る姿勢は
とても大切です。

・この子達はどんなことに対して喜ぶのか。
・何にハマっているのか。
・友達関係はどうか。
・勉強で難しいところはないか。

なんでも良いです。

贔屓せず、学級の色んな子ども達と
積極的に関わり、味方になりましょう。

教師に向いていない人

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① 真面目すぎる

教師こそ真面目なイメージですが、
実際この仕事をくそ真面目にやっていたら
心も体も保ちません。

似たような部分で、過去に
「完璧主義思考は危ない」
という話をしました。

(↓まだ読んでいない人はこちら↓)

特に初任の頃は
びっくりするくらい思い通りに
いかない仕事なので、

あれもこれも気にしすぎず、
力を入れるところ、
入れないところを
住み分けていきましょう。

② 授業するのが嫌い

たとえ子どもが好きであっても
授業するのが嫌いだと
やっていくのが大変かと思います。

・授業するのが嫌い。
・教材研究めんどくさすぎる。

というのであれば、
教師に向いているとは言えないでしょう。

子どもは驚くほどに
大人のことをよく見ているので、
こちらがダルそうにしているのも
しばしば見抜きます。

全ての授業を完璧にというのは
無理ですが、
学校の根幹である授業には
力を注ぐべきです。

③ 頑固すぎる

高齢の先生にありがちですが、
「自分のやってきたことが正しい」
と常に考えている先生は
とても厄介です。

文科省から
「学び合いの授業を。」
「ICTを使った授業を。」
など降りてきても、

「自分はこうしてきたから。」

と常に自分主体で動きます。

そういう先生に限って
子ども達の思いにも
耳を傾けません。

「最近の子どもって○○だ〜。」

なんて愚痴をよく聞きます。

時代は変わるし、
色んな子どもがいるわけですから
こちらが順応しないといけない
場面もあるのです。

④ 子どもに叱れない

初任の先生に多い問題ですが、
子どもに叱れなかったり、
叱り方がわからなかったりといった
問題があります。

本当に叱る場面が
ないのであれば別ですが、
まだ自分で正しい判断ができない
子ども達ですから、
普通は何度も過ちを冒します。

大きな声で叱ってばかりの
先生もそれはそれで問題ですが、
時には叱責を入れることで
指導にメリハリができることもあります。

全く子どもに叱らず、
曖昧な指導を繰り返していくと
子どもによっては

「この先生、全然怒らないし怖くないじゃん。」

とこちらを舐めてかかることがあります。

そうならないためにも

・褒めるときは褒める。
・叱るときは叱る。

といったメリハリを大切にしましょう。

終わりに

過去に教師を経験した私からすると、
この仕事は正解のないとても難しい仕事です。

しかし、かけがえのない思い出も
たくさんできる素晴らしい仕事です。

子どもに寄り添い、
成長をサポートできる先生が
これからも増えていって欲しい。

同時に現場自体も
「先生になりたい!」
と思える人が増えるよう、
改善されていって欲しいと
願っています。

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