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火焔土器用の展示土台づくり1 

1. 動機

昨年3Dプリンターで出力した火焔土器。
立ちはするけど、サポート材がうまくとれなかったからか、ちょっと不安定な気がする…ということで、博物館や資料館みたいに固定台が欲しい!!!

2. 3Dモデル作成

まずは出力した火焔土器から大体イメージしていく。ノギスを持っていないので定規を当てながら大きさを決めた。(下図)

図1. 土台のイメージ

Fusion360を使用して火焔土器用の土台を作っていく。
イメージを基に上下の円環を作成。(円をスケッチして「回転」を使用)

図2. 円環を作成

次に、小さい円環を30㎜浮かせて、2つの円環の間にスケッチで線を引いて、「スイープ」を使用して足をつける。

図3. スイープを使用して足をつける

3本脚は一本ずつ120°回転させて、スイープする…を繰り返して作る。
モデルを回転させてもスケッチは移動しない(下図)ため、このようにすると脚を複製できる。(もっといい方法もあると思う)

図4. モデルを120°回転させる

そうして完成したモデルがこちら↓

図5. 作成したデータ

3. 出力

前回も利用させていただいた、NaDeC BASEの3Dプリンターで出力してみる。

図6. サポート材を剥がした

ここで、土台(下の円)が外せないことに気づく。

無理に剥がした結果折れてしまった。(図7)

図7. 土台が取れた

サイズも土器と比べて小さめ…
まあ、これはこれでいいか!と持ち直したものの、

結局、脚が折れた…

図.8 脚の折れた土台

4. まとめ

 火焔土器用の展示土台を製作したものの、作りが貧弱すぎてボロボロになってしまいました。
反省点として

  • サポート材からはがしやすい形状にできていなかった

  • 土台が細すぎた

  • 火焔土器とのサイズ感を測り間違えていた(ノギスがなかった)

が挙げられるので、次はもう少し丈夫な土台を作ろうと思います。

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