明治安田生命J2リーグ 第31節 町田ゼルビア戦
MEIJI YASUDA J2 LEAGUE · MATCHWEEK 31
SATURDAY, 19 AUGUST 2023 · KICK-OFF 18:03 JST
in IAI Stadium Nihondaira
1.プレビュー的な何か
さぁて、もう考える余地ないよね、首位叩き!
ホームに迎え撃って勝ち星をいただくだけ!!
終盤戦で昇格争いの候補が絞れつつあって、その中で好調3連勝中の清水!こりゃ集まるわな、人が。大一番とあって事前の煽りも効いて、チケットはほぼ完売。前節山口戦で打ち出した今期最多入場者数を塗り替えるのはほぼ確定的でしょう
となると、ちょっと心配なのは、当日の混雑。のんびりしてたらスタグルにありつけないし、帰りも混雑どころか大混乱しかねないなぁ…と、肝心な対戦相手のことなんかちっとも調べてないw
いや、前節の町田x磐田をみてたわw
FWのエリキはもちろん、藤尾ってのが厄介な感じ。磐田はゲームをコントロールしていたけど、ワンチャンスで町田はPK奪取。藤尾は単独でペナ内で踏ん張れて反転されると怖い。そのリプレイをさせないくらいの対策はしてくるんだろうなぁ。頼みますよ!
2.参戦記feat.ちばパルさん!
混むって分かってたので少し早めに出発!
でも、基本的にみんな出足が早いんだよね。ベテランサポはシート貼りで慣らしたから早出は苦じゃないんだろうなぁ…って遠い目しながらノンビリ支度します。
当然暑いのは分かっていたので、到着早々に避難所へ
さらに…
もちろんお食事も頂いて、
まったりしていたところにちばパルさんと合流
そっから前節の内容から今節の課題や展望について話していたら、あっという間にキックオフ2時間前に迫っていて、急いで登山開始!ヽ(;´・ω・)ノ゙
早めに行くって言ってたのにねw
恒例のパペパルは混んでてスルーするくらい混雑具合
すでに開場してるのに入場するための待機列も長く、さらには再入場の列もできるくらいに場外は混雑してました
で、
また東スタンドから!
さぁ始まります!!
予想外だったのはコレオとビッグエンブレムフラッグ
確かに上位対決で重要な試合だったのでコレオやっても不思議じゃなかったんですが、町田とは特別因縁があるわけじゃないので、町田への意気込みや煽りというよりは、メイン・バックスタンドなどゴール裏以外のサポを鼓舞するための意図が感じられました
スタジアムはほぼ満員
「Real」に拠れば、前売りで18,298人で実際には17,989人だったかな?あと11人来れば1.8万人突破って覚えてたけど、それでも発券の98%来場してるのはスゴいことだと思いますね
【試合中!!!】
で、結果は御存知の通り
最後のオ・セフンにはずっこけましたw
前節でも言ってましたが、東は子どもが多く賑わいの質が他の席と印象が違うの特徴です。この日は少年サッカーのチームで来場されたと思われる集団が近くにいて、逆転の大興奮の中、みんなでハイタッチしたり勝ちロコしたりと、この雰囲気を楽しめているようで傍目に嬉しく思いました♪
ちなみに、ちばパルさんは余分にサイリウムを用意しており、サッカー少年たちに配って、暗転のスタジアムを一緒に楽しんで、その後観客が掃けたらスタジアムのゴミ拾いを行いました。なんだかこうゆう振る舞いってなかなか出来ないので、感心しながら一緒にお手伝いして、すごく満たされた時間でしたね
で、帰宅
シメはだいたいラーメンですねw
3.試合レビュー
というわけでこの試合はちばパルさんと一緒に観戦しました
リアタイで知見が得られるのは非常に楽しい♪
で
スタメンっすな
前節と変わりなし。つまり、これがベスト布陣なんだろうね。個人的には、もっとこうしたいあぁしたいってあるけど、90分で交代枠5人使った状態でベストの結果を得られるという意図だろうから、一概にスタメン落ちたからってダメって訳じゃないでしょう
序盤、町田はロングボール主体で組み合って来ませんでした。それも常に右サイド(清水からしたら左)から展開してました。意図としては、山原に対して藤尾がスライドしてマークに付き、高さのギャップ、ミスマッチを狙っていたと(ちばパル)なるほど、確かに!
常々思ってたことに、清水は相手ロングボールの処理があいまいと感じていて、DFが跳ね返しても味方に渡らず、相手にセカンドボールを拾われる気がしてました。
その意味では、町田の放り込みには高さで勝てたらもちろんOKだし、クリアされてもセカンドを拾って高い位置からスタートできるメリットなので、縦ポンやらない理由が見当たりません。実際前半のスタッツでは、ボール奪取位置平均、清水が30.9mに対して町田は38.2mと確かに成功しています。
そのせいかどうかは不明ですが、町田は2得点します。プロじゃないんで『タラレバ』が前提ですが、1失点目の場面はロングスローと見せかけての奇襲ですが、ただの油断ですね。それに人は足りていたので、焦らずに対処していれば大悟の存在に気づく選手がいたと思ってます。
2失点目については、試合開始から再三狙われていた山原は、少しナーバスになっていたのかもしれません。#16宇野のアウトに掛けた大きなサイドチェンジ(個人的にはクリアし損ねたと思ってる)がオープンサイドの#27平河に渡り、山原と1on1。抜かれまいとジリジリ下がる山原の対応は少し慎重すぎて後手に回っているように思えました。結果的にグラウンダーのクロスが中央に入り得点に繋がります。が、あのクロスに対して決めきるエリキはすごいと素直に評価しましょう。DFには酷ですが、FWは抜けきらなくても足に当たりさえすれば良いので、ゴール前に位置取った時点で勝負は決まっていたのかもしれません
そこからの結果は言わずもがな
いやぁ~今季最高の試合っていいんじゃないですかね!?いやコロナ禍以後の最高の試合の一つに入ると思ってます。
シュート!シュート!!シュート!!!
一つ物を申すなら、シュートが少ない!それにシュートチョイスが遅い!!
やはりシュートを打たないとゴールは生まれませんから、シュートアテンプトの数は重視すべきです。とはいえ、ヤミクモに打っても仕方ないので…という議論になりますが、乾から生まれた同点弾はそれでも打った結果が得点に繋がってます。
正直このシュートは直接入るとは思わなかったです。入ったらもちろんゴラッソ!でも、打つことによって、ディフレクションを生み、イレギュラーの軌道をGKが見誤ってゴールインするんですから分からないもんです
基本的にキレイな得点シーンは見たいし、盛り上がるのですが、そんの10本に1本あれば良いので、ディフレクションでゴールでも、こぼれ球を押し込んだりでも良いので、とにかく得点(シュート)に対して貪欲であってほしいのがホンネですね
ヒール町田?
さて町田を軽く振り返っておきます
試合後黒田監督はあぁ言ってますけど、序盤に2得点は出来すぎだったでしょうね。ただ先制は狙っていたように感じます。前述の通り、ロングボールを山原サイドに狙い、右にシフトした藤尾とのミスマッチを狙う作戦。藤尾の空けた中央のスペースには、左からエリキが自由に使えるエリアとして考えていたと容易に推測できます。まぁ前半は最悪スコアレスで終えても無問題だったはず。
ただこの試合に関してはエリキありきだったのが明白で、負傷交代してからは、ほぼ全ての策が後手に回っていた印象です。藤尾一人が前線で孤立しがちになり、2列目からの上がりも遅くなっていたので、デュークをもっと早めに出していれば…と思いたくもなります。が、最終盤での1枚として確保しておきたかったのも事実ですね。それが駒不足という今の町田ボトルネックといえます。
町田は同点に追いつかれるまでは、たぶん1-2のスコアのまましのげる想定だったでしょう。それは清水のシュートアテンプトが少なかったことに由来してます。大声援の中、ポゼッションされて押されているように見えてますが、清水の決定機は少なくゲームは徐々に停滞しかかっていました。
そのタイミングで、意表を突く乾の同点弾。この時点で清水は3-4-2-1へのシフトを完了させていました(46min中山→北爪、55min山原→吉田)
唯一の槍をもがれ、清水のシステムにも対応できず、同点に追いつかれた町田は選手交代も後手となり厳しい状態。清水が前掛かりになっていたので、まだチャンスはあったと思ってます。ですがこの試合、町田は中盤を省くサッカーをしてきたので、交代選手がフィットするには難しいゲーム展開だったように感じましたね
あと、ラッパは止めてくれ。やきうみたいで嫌だw
4.ジャッジ!?
当然ヒトコト言わざるを得ないのがこの試合のジャッジ
試合開始直前で主審の名前を見た瞬間…
ジャッジリプレイが一般化して久しいですが、おかげさまで主審への批判が高まる要因を作ったと思っています。この状況は決して望ましいとは思ってません。早くその対処をすべきですが、世界的にも対策はできていないので簡単ではないですね
ただ、それでも言いたい!
あくまでスタンドから、または画面から見える範囲でお伝えします。まず、彼はジャッジに対して迷いが有りません。故に抗議に詰め寄る選手に対して一切妥協する姿勢は見せません。
また自身が間近で見た状況に対してのジャッジも早いです。逆に少し離れていたり、ブラインドになっていたりと、見えにくい状況についてはファウルを取りません。それは『ファクトじゃない』から。つまりはっきりとした事実であれば判断できるが、曖昧な状況では判断しないということ。分かりやすいですねw
故に、試合全体を俯瞰してみると非常にフラストレーションが溜まります。「なんであれは取ってこれはノーファウルなの?」って声が聞こえて来そうですねwでも、彼の中では見えていない事象は『ファクトじゃない』ので当然ノーファウルなのです!
たぶん彼は正しいジャッジをしたい人なんだろうなぁって思っています。ただそうゆうジャッジはサッカーをつまらなくします(断言!)。ジャッジはあくまで円滑にゲームを進ませるためのオプション。
自分は極力ジャッジがゲームに関与しないのが理想だと考えているので、その意味では「なぜアドバンテージをとるのか?」「なぜオフサイドディレイするのか?」「なぜ軽度な接触にはファウルを取らないのか?」の意味が分かると思います
もう少しだけ語ります
彼が初手で間違ったのは4分頃、先制されて浮足立つ清水の中で、リスタート後サンタナとチャン・ミンギュが競り合いで揉めた場面。町田の選手が当事者を制して大事には至らなかったですが、そこで時間を取って二人を落ち着かせるべきでした。が、画面で見る限り当事者に対し説明する姿、とくに興奮気味のサンタナに対して主審が話している姿は見当たりません
その火種が10分のサンタナへの黄紙。確かにアフターで体を当てにいってるのでファウル相当ですが、イエロー?って内容です
そもそもイエローに該当するんでしょうか?アフター気味なのを反スポーツ的行為?当りに勢いがあったけど、ただのチャージと見ることもできそうです。では、繰り返し反則?そもそも繰り返しでもなさそうなので、イエローカードの対象になるのか疑いたくなります。
あくまで邪推の域ですが、熱くなった選手をカードで制しようとした意図はありそうです
次に間違ったのは18分
すでにサンタナ、ホナと清水に2枚出てたので帳尻合わせようとしたのかな?これもイエローは厳しいジャッジ。おかげで37分にも同様な要因から乾にイエロー。自分にはそのように映りました。
ちなみに、公式記録もファウルの内容までは表記されないんですね…
正直そのファウルの内容を記載すべきだと思ってます。でなければ正誤の確認ができないし、今後の改善点もあやふやになります
後半からジャッジがまともになったみたいなことも聞かれますが、これは単に町田が無理する必要性が無くなっただけ。1点差にされたものの町田はまだリードしていたし、1番槍のエリキが負傷交代した状況で考えれば、サボらず守りきれる自身はあったと思います。
つまりジャッジは選手に助けられてる部分も多いってことですね。なので初手で間違ったため前半で5枚もイエロー出してますが、後半は1枚(退いたエリキへの意義に対する黄紙)だけ。選手がジャッジにアジャストしたというと少し語弊がありますが、後半のゲーム展開ではすでに主審を必要としなくなっていたと言う感じ。前半は明らかに主審が主役になろうとしていた気がしてます。サッカーの主役は選手ですよ、先立さん!
5.次節
さぁ4連勝です!
この勢いを殺さぬようにA秋田戦に臨みましょう。ただ乾が公休w誰が清水のラストピースを埋めるんでしょうかね
ちなみにH秋田戦は個人的に最悪な内容だったと記憶してます。アウェイの逆境をひっくり返して、シーズンダブルを避けてもらいたいですね。
私はといえば…もちろん現地にはいけませんwなので現地に赴く皆さん頑張って楽しんできてください!(日曜ナイター遠征は物理的に無理)【了】
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