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セーフを感じられる場所

「流浪の月」を観た。

出演者全員が良くて、その人も役者や有名人じゃなくてただの人で、物語に没頭できた。

音なのか、音楽なのか、飛び出ずに作品と一体化していて、それでいて大事なところでは必ず必要な事を伝えてきて、すごくシンプルにストレートに物語を感じられた。

男の方は、少し、背景シーンが無いせいか、謎が残った。

女の方は、すごく状況や気持ちがわかった。この世で安心できる場所はわずかだ。

2人の人がいて、その2人の世界と、外からの見え方は異なるし、外の持つ先入観であり決めつけ枠組みが強い、と思った。

ここまで書いてきて、男の方は、そうじゃ無いと見せかけて、そういうところもあった。しかし、情動的なことは湧くもので、女も当時それを認知していた、そして今となっては喜ばしく思い出せる。ということなのか。素直に考えると、と思った。

観てよかった。
映画館で観られて、音を感じて、ただ物語を浴びて、よかった。
なめらかな映像。