見出し画像

マイナスにしかならないご褒美制はやめて!【小学校の現場から】

小学校で情緒固定級(支援級)の介助員をしています。


前々からすごく思っていることがあって…

タイトル通りなのですが、
マイナスにしかならないご褒美制は今すぐやめて!!

ということです。


具体的にいうと
「学校に一日いれたら〇〇あげる」とか「これができたら(子どもにとってすごく頑張らないとできないこと)〇〇してあげる」

ということです。


ご褒美制が全てだめということではなく、それで本人がやる気になって頑張ることができる、ならいいと思います。

でも、ご褒美制は諸刃の剣で、使い方や環境や子どもの性格などによってマイナスになることがあります。


よく聞くのが、「テストで100点取ったら〇〇円あげる」というもの。


これを言われて100点を取るためにカンニングしてしまったり、100点を取れないともう自分はダメだと思ってしまう子がいます。


小学生のテストで100点と90点でどれだけ差がありますかね?

でも子どもにとってはご褒美があるせいで致命的な差になってしまうんです。

ご褒美制で実際に頑張れる子もいるので、子どもに適しているのかの見極めが難しいところ…。


ご褒美制については前も記事を書いています。

ご褒美制が適しているかどうかはおうちの環境にもすごく左右されます。

おうちがのびのび過ごせる安全基地でなければ、子どもは学校で頑張ることができません。

いくら学校で頑張ることをご褒美制にしても、それ自体がストレスになってしまうんです。


この記事を読んでくださるような親御さんのところはそういうご家庭はないかと思いますが、そういう環境の子もいるということです。


子どもはすでにすごく頑張っています。


マイナスにしかならないご褒美制は今すぐやめてほしい!

居場所活動で子どもたちへ配る飲み物やおやつの材料を買わせていただきます!