しおのみちひき 《詩》
あなたとわたし ちがうから
はまにならんで しおひがり
そらでみまもる つきみたく
てをのばしたら そこにいる
とどかないのも きにしない
あなたとわたし ちがうのに
もりのともだち きのこたち
しらないせかい みちびいて
おしえてくれた ひみつきち
ひとりみつけた かくれんぼ
あなたとわたし ちがうよね
いきてるじかん とけいすら
おやこだなんて かんちがい
いつかせんせい そんなゆめ
かなえたいけど もうおそい
あなたとわたし ちがくても
ひびにちじょう きらめいて
いつわることも しないまま
まだむだなんて うれしくて
ながいきしてね ありがとう
初出:2023/08/20 note(書き下ろし)
なんだかんだでマガジン「詩 Shika 歌 」も100作目になりました。
どうしたものかと考えていたのですが、メモリアルだからこそ今回のがふさわしいかなと。
出会いと別れは例えるなら、潮の満ち引きみたいものかもしれません。
私が人魚でないのは確かながら、あなたにとっての月は誰になるでしょうか。
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なかまに なりたそうに こちらをみている!
なかまにしますか?