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滑舌解体新書①

どうも、RinDaです。

今回から「滑舌解体新書」という
シリーズをお送りしていきます。

ネーミングの理由は
「私が滑舌をよくするために
必要なことを三つに分けた」
というところからきています。

このシリーズで紹介するのは
「文章をはっきり読むためには
何に意識する必要があるか?」
ということです。

皆さんは、
他人と「日常的に会話」する時に
意識していることはありますか?

たぶんあって一、二項目でしょう。

交渉のテーブルにつけば、
いろいろ意識することが
多いかもしれません。

ですが、なじみのある友達と
会話をするときに
「滑舌良くしよう」
と考える人は少ないと思います。

ですが、文章を口にするとき
人間は会話している時ほど
上手くは話せなくなります。

おそらく、「会話する」という行動は
遺伝子や本能にすり込まれた
感覚なのでしょう。

いわゆる「無意識」ですね。

私たち役者は、
この無意識を紐解き
自在に操る必要がある
のです。

この記事を読んでいただければ、
そのきっかけをつかめるかもしれません。

ぜひ、お試しください。

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滑舌の三要素その①

滑舌をよくするために
考えるべき三要素。

その一つ目は
【口内空間】です。

口内空間は発音言い換えられますが、
わかりやすく覚えるために
少し違った表現にしました。

今回は、口内空間について
解説していきます。

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口の動きを理解する

前回の滑舌の記事でここはかなり
解説をしましたが、今回は
もう一段上に行きたいと思います。

まず、母音は口の形で
子音は息の使い方で決まります。

口の筋肉は声帯とつながっていて
母音を正しく発生するためには
口を正しい形に空けることが必須です。

これを訓練すれば、
声帯だけ動かせるようになるので
口の形は意識しなくても
よくなってきたりします。
また、舌を動かしたり、
口を閉じたりすることで、
口内での息の通り方、当たり方を
変えることになり、子音を
使い分けられるようになります。

母音と子音の成り立ちを
理解したところで
それぞれの組み合わせを
覚えていきましょう

定義づけをする

母音、清音、濁音、半濁音など
日本語で表記されている文字は
たくさんありますよね

それを全て自分の口内空間と
紐づけて決めておく
ということです。

たとえば

「か」という音は
「k」+「あ」なので
いびきのように
のどの奥を揺らす音と
口を縦横に大きく開けた音を
順に出してすばやくつなげた音

というような感じで
子音の出し方、母音の出し方を
それぞれ自分なりに考えてみて下さい。

人間の骨格はそれぞれ
違いがあります
ので
私の音の出し方が
ご覧になっている方に
通ずるものなのかは不明です。

なので、自分の感覚で
音と口内空間を定義していきましょう。

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目的は基準作り

なぜ、定義を作るか?

それは自分の中で
「滑舌良く言えた」の基準を作るためです。

この定義を作ることで
「なぜ言えたのか」
「なぜ言えなかったのか」が
自分の中で整理できるかと思います。

これがあるのとないのとでは、
滑舌の上達スピードが
全然違うと思います。

みなさん、ぜひ試してみて下さい。

そして引き続き
「滑舌解体新書」お楽しみに。

RinDa


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