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「食べ方」というツール

先日、食への感覚が近い人と話していた時のこと。

私たちに共通するこだわりは、新鮮な野菜や果物が手に入ったら、
できるだけ食材の生命力を取り入れたいと言うことや、
揚げたり焼いたりした物は特別な時の楽しみにしていること。
普段はできるだけ生に近い状態か、塩を効かせてお漬物にしたり、少し発酵させて頂いたり。
そして基本的には菜食。友人との会食など、スペシャルな機会にはお魚や卵と乳製品も少々。

加熱するときには、炊いたり蒸したりするのが好みというところ。
油を取らないわけではなく、むしろ油分はとっても好き。
新鮮なオイルを酸化しないようにたっぷりいただきたいというところも好みが同じだった。

小さなこだわりかもしれないけど、お腹いっぱい食べた後にも
心身の軽やかさはキープされるし、食べた後に眠たくなることもない。
翌朝の寝起きもスッキリしている。
3食きっちり食べるというルールはもうどこかにいってしまったようで、
身体が欲したなら3食食べることもあるし、そうでない時も多々ある。
何よりも食べたいなと感じるものをいただく。
家族の胃袋とわたしの胃袋の声は違って当たり前なので、そこを貫けるようになってからは随分と楽になった。
胃腸が疲れないのってほんとうに軽やかだよね、というのも共通した感覚として語り合った。

とはいえ お互い子育て期間なのと、料理好きでもあるので、
完全に自分の嗜好優先で暮らしているわけでもなく、家族の食事も作っているし、その時間も楽しんでいる。フライドポテトに手が伸びることもある。
わたしにもビールちょうだい!なんて時もある。
我慢はなく楽しんでいる点も近いということで 話がはずむ。


彼女の話で特に印象的だったのは、自分に合う食生活を取り入れはじめて
本当に良かったと思えたこと。
「言葉と肉体的な暴力をふるう父親に対して抱いていた、怒りや精神的なトラウマに、以前とは違う反応が自分の中に生まれてきたんだよ」と。
怒りなどの反応が出てくることがほぼ無くなったらしい。
それも自然に。それがどんなに楽なことか。そう体感していると。

野菜や果物の量を増やし、穀物の摂取量も減らしつつ、軽めの食事に慣れてくると、体内に未消化のものが少なくなっていく感覚がある。
「消化や排泄することに身体がエネルギーを消耗しなくなると、特別、何もしなくても、身体はそのエネルギーを、自分を癒すということに使い始める」ということ。
新陳代謝ももちろんだけど、感情への癒しも大きいようだ。

毎日、毎食ごと、いろいろと胃に詰め込まれる食べ物を消化することで疲労困憊しているカラダさん。その疲労した身体を私たちは「健康状態」だと思い込んでいたのかもしれない。本当に心地がいい状態もきっとそれぞれの個体によって違うので何が良いかということはないけれど、
明らかに清々しく生きている 彼女の素敵な姿から、わたしもいい氣をいただいたある日のランチタイムでした。


スムージー// 2杯分

・赤いパプリカ 1/2個
・オーガニックラズベリーひと掴み
・旬の柑橘 今回は不知火を1−2個
・好みでミント

以上を適量をブレンダーに入れて回します

好きな色や好きな香りを 果物や野菜からいただきます。

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