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映画『GOLDFISH』

多感な10代の頃に出会い大きな影響を受けたバンド「亜無亜危異」(アナーキー)。装飾のないシンプルな言葉が私の体を射抜きまくった。

そんなアナーキーのギタリスト藤沼伸一さんがメガホンを取ったこの映画の制作が決まってから公開までどれほど待ち侘びただろう。しかも主演は永瀬正敏さん。

ポスターも格好良い✨


公開初日に舞台挨拶を行うというシネマート新宿のチケットの大半が売れてしまっていたが、かろうじて24列目の1番隅っこの席を確保した直後、池袋シネマ・ロサでも舞台挨拶が行われるという…時間を確認するとギリギリでハシゴできそうだったので速攻で最前列の真ん中辺を確保。

初めてのシネマート新宿
劇場のポスターって撮っちゃうよね
展示してあるのも撮っちゃうよね①
展示してあるのも撮っちゃうよね②
ネックが折れてる理由は映画でどうぞ
パンタさんにしてここまで言わしめるとは!期待大!
展示してある写真も撮っちゃうよね
混雑が予想されるのでとりあえず朝イチでチケット入手
バニシングポイントとか劇場で観たい!


そして迎えた当日…藤沼さんが初監督ということで内心不安もあったんだけど…そんな不安を一蹴するかの如く素晴らしいエンターテイメント作品に仕上がっていて驚きを大きく上回る感動。

舞台挨拶付きの上映を1日に2度続けて観るという行為は人生最初にして最後となるだろう貴重な体験。1度目はあまりに思い入れが強すぎてアナーキーの歴史をずっと追いかけてきた私には80年代に実在したバンドのドキュメンタリーのような、アナーキーというバンドの伝記映画のような、藤沼伸一さんご自身を描いた自伝的な映画のような…そんな感覚でした。

チバさんも私と同じく希望を見い出したのだろう



当然、北村有起哉さんがマリさんとオーバーラップしてしまい涙…そういえばマリさんより長生きしてるんだよな。私の知っている北村有起哉さんとは全然違って見えたのも吃驚だった。さすが役者。

退廃的なマリさんの姿に今や幻の映画となってしまった『裸の24時間』で藤沼伸一さんが演じた役どころを思い出したり…

同じように渋川清彦さんも茂さんに、永瀬正敏さんも藤沼さんにしか見えなくってきて…笑。あらためて役者の凄さを思い知りました。

そうそう!怒髪天の増子直純さんがベースを弾く姿が寺岡さんソックリだった!んでヨハン役の(もちろんコバンさんね)松林慎司さんがいいところで“良い奴”を熱演している姿も見所なので、これから観る人はお楽しみです♪

司会のRICOさん
藤沼さんと永瀬さん?
展示してあるのも撮っちゃうよね③
北村有起哉さんのサイン
敬愛するギタリストでもある藤沼伸一監督!
目の前に永瀬さん!俺に似てる…🤣
2人の会話もテンポが良かった✨
劇中にも登場した若手バンド(ごめん!名前忘れた)
ありがとう!


というアナーキーファンの視点で観た池袋での1度目を経てからの新宿で2度目…

後列ということもあったのか純粋にエンターテイメントとしての映画作品として鑑賞することができたのですが、実にこれがバンドを通しての人間関係を描いた重厚なヒューマンドラマとして素晴らしい作りになっていることに2度目の驚き!

初監督作品とは思えぬ藤沼ワールドが炸裂していました。

この位置から観ることなんてほとんどない
もらった!嬉しい😆


ライブシーンの迫力もさることながらイチ(永瀬正敏さん)とハル(北村有起哉さん)の微妙な関係が虚実入り混じり時にこちら(観客)の胸が熱くなったり苦しくなったり…そこに絡むアニマル(渋川清彦さん)の無邪気な立ち位置…ずっと同級生だったバンドの硬い結束ゆえの軋轢が絶妙なタッチでスクリーンに投影されていました。

そしてラスト…1度目も2度目もエンディングテーマの「心の銃」のイントロのギターリフが流れた瞬間に涙…メンバーの死を乗り越えた中年バンドの心意気が僕には晴れやかな希望に映りました。

亜無亜危異フラッグが振られる中で登壇
銃徒のメンバー揃い踏み!
圧巻の演技だった北村有起哉さん
本物の仲野茂さんに見えてきた
藤沼さんの増子さん、バンドマンのツーショット
「ここで!」という場面で良い奴を演じた松林慎司さん
実際はこんなに遠かったw
壮観✨
ありがと〜!
よくある客席との記念撮影



そういえば5人体制でのアナーキーは経験してるけど4人になってからは1度もライブに行ってないや。機会を伺って現在のアナーキーも体験してこようと強く思いながら満席の終バスに乗り込み缶ビールの栓を開けた。


#GOLDFISH
#永瀬正敏
#北村有起哉
#渋川清彦
#藤沼伸一

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