溶けていく時間
絵が描けない、ということ。
私がボードゲームをデザインするにあたって、或いは、パブリッシュまでの道のりを考えるにあたって、わりと大きな障害になるのが、「絵が描けないこと」だったりします。(パワーポイントに◯△▢で書くポンチ絵は描けるんですけど…ね)これまでは、唯一のソリューションが、「描ける人に頼む」だったのですが、AIを導入したらそれがどのくらい補完されるものか、凄く昔のことを思い出しながら、自分の作品に当てはめつつ、試してみたいと思います。
「はちみつ」編
「乗車券(チケット・トゥ・ライド)」が流行っていた時、あのカード取得システムは好きなんだけど、あんまり鉄道ゲームって好きじゃないんだよなぁ、いい感じにセットコレクションにならんかなぁ、と作り始めたゲームでしたが、最初は「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の八徳を集めるゲームでした。(絵はなく、八色のカードに、◯を描いて、その上に漢字を乗せただけでした)で、紆余曲折あって、8人姉妹の住む家の管理人になって彼女らの気を引くという、ギャルゲー風カードゲームになったのですが(!)8人姉妹とか、描けません。というわけで、知り合いの絵師さんに頼んだわけなのですが、あれをもし今AIで作ったら、どんな感じになるかなぁと。3人分くらい生成してみようかと。
「脱獄官吏」編
素人ボードゲーマーNo.1決定戦の第一種目として、まだ頭が元気なうちにメモリーゲームに挑戦してもらおう、ということで、脱獄囚の特徴を覚えるゲームをぶつけることにしたのですが、わりとビジュアル頼りなシステムになってしまいました。これも、はちみつと同じ絵師の人が描いてくれることになったので、事なきを得たわけなのですが、今だったら生成できるなぁ、ということで、こちらも3枚くらい生成してみようかと。
「エルスミーアの魔女」編
いやぁ、自分のゲームじゃないんですけどもね。プレイヤーボードは何故か私がPhotoshopと格闘しながら作ったもので、思い入れがあるのです。というわけで、炎の魔女、水の魔女、風の魔女、地の魔女を生成してみましょう。
まとめ
画像生成AIと戦っている先人達が、「いい画像が出るかはガチャみたいなもん」と言っていたのがよくわかりました。10枚20枚生成して、やっと1枚、おお、というのが出るか、出ないかくらいなんですね。というわけで、今回の画像生成企画も、わりとあっという間に時間が溶けました。
よく見ると、細部におかしなところはあったりなかったり、なのですが、素人ボードゲーマーNo.1決定戦向けなら、これでよかったよなぁ、と思いました。実際に、AIが作ったカードゲーム!という売り込みにするのであれば、もう少しガチャを頑張りたいところです。
というわけで、今日は時間が溶けたので、このへんで。ほなね。
おまけ
炎の魔女を生成する時、そういえば正方形だったよな、と思い至る前に、ポートレート指定で生成してボツになったんですけど、案外かわいい感じの子が生成されたので保存しておきました。何かの時に使ってあげたいと思います。
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