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無いから視える世界。


カッシャッ。やっぱりいい音。

長いこと薄ら埃と共に眠っていたカメラ、ケースの埃を払い中から一眼レフを取り出しシャッターを切ってみる。私、この音が好きなんだった。あとロータリーエンジンの音も好きだったな。

昔、電気自動車が出回りだした数年後、念願だったプリウスを購入したとき、あまりの静音に緊張しながら運転してた。けれど人間って順応性が高い生き物のようで直ぐに慣れた。一番困ったことは、歩行者。無音で忍び寄る車は忍者のようで、なかなか気づいてもらえない。クラクションをよく鳴らしてた。

アルピニストの野口健さんが、ヒマラヤ登山のエピソードで『 匂いは、命 』と仰っていた。うろ覚えだけど エベレスト標高8,000mでは、色も匂いもない、生物や生命の存在しない領域。もしかするとそこは天界と下界の真ん中なのかも知れない。アタックに成功し下山してやっと生きた心地がするという。ちょっとおかしな話、出物( 朝からごめんあそばせ )でさえ愛おしく感じちゃうんだろうな〜と一人で考えてた。

音のない世界ってどんなんだろう。匂いのない世界ってどんなんだろう。

そんなことを考えることで、誰かの感覚に寄り添えれることもあるのかも知れない。

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先週まで、書きたい案件が複数立て込んでいて、あっぷあっぷしてたのに、今、手持ちが一つとなりなんだか手持ちぶささを感じてる。もちろんアート関連の記事もいくつか温めているが、頭の中で構想が上手く纏まらず保温状態が続いてる。

連続投稿目指して計画を練り直さなければ。

連続投稿の目標を今週の日曜までと決めました。

美術関連記事をお楽しみされている皆さま、そんな訳で、コラム多めになりますが、もう少しお待ちくださいませ。



みなさんにとって今日も素敵な一日となりますように!



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