取り返しがつかなくなって初めて気づくこと
大抵の場合、物事が大きくなるまでは見過ごしがちで、取り返しのつかない域に達した時初めて人は大きな後悔をすることとなる。
自分自身ももちろん例外ではない。
最近免疫力が下がっていたのかストレス的な負荷はあまりなかった気がするのに、身体に症状が現れる。
無意識ではあるけれど、緊張とストレスは常にあるのかもしれない。
病院に行かなくてはならない域に達した時に初めて私は体調が良いことがどんなに素晴らしいことなのかを改めて実感させられ改心することが多い。
そのために病気をするのかと思うほど、病気のときが他人の優しさが身に染みるし、自分も優しい気持ちになれる。
これは一概に病気に限った話ではなく、失って初めて気づくものは案外多い。
そしてどんなに願っても、どんなに頑張っても夢の中くらいでしか当時には戻れない。
だからこそ、今の自分を大好きになって、心から愛してあげることが大切だと思う。
言葉で言うのは容易だが、実践するとなると私は無意識的には不可能だ。
でも、自分を大切にしている時が一番周りにも優しくなれる。
そして、そんな自分のことをまた好きになる。
自分を好きになることはとても大切なことだと思う。
お金は有限なものだが、自ら見出す価値に限界はない。
誰もが一度は望んだことがあるであろう金銭的に裕福な生活よりも、きっと違うところに本当の価値があり、お金のように失うことのない揺るぎない軸を自分の中心に据えられたら、きっとその人はどんな人よりも豊かな生活ができると思う。
別段裕福な家庭で生まれたわけでもひもじい生活を強いられたこともない平凡な私が、平凡だからこそ何かを求めて歩き続けて山あり谷あり生きてきて感じたことが、今この瞬間を心から楽しんで自分を大切にしながら生きることの困難さと大切さだ。
もうすぐ秋本番だ。
涼しい風が吹く中でも、温かい心を忘れずに生きていきたい。
資産運用でお金と人の心理を肌で感じ、医療の現場で人の終末期を知り、これからは何を知っていくのだろう。
楽しみだ。