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【伊勢鳥羽旅log②】伊勢神宮外宮と伊勢の主 赤福本店様

2021年に入ってすぐ、
2回目の緊急事態宣言がでましたね。

なるべく外出しないように、
できること今のうちにやってしまおうと思い
昨年の伊勢鳥羽の旅のつづきを書こうと思います。

出かけるのにちょっと気が引ける人も、
これを読んで少しでも
旅気分を味わってくれたらうれしいです。

私も思い出しながら
もう一度気分だけは伊勢に行きます。笑。

呼ばれるといわれる伊勢神宮へ

2日目は、いよいよ伊勢神宮へ。

初日に二見興玉神社で禊をしたので、
すがすがしい気持ちで朝4時に起床。
旅の早起きは不思議と2度寝しない(笑)

友人と準備をし、
朝ごはんとコーヒーでお腹を目覚めさせて、
まだ夜の気配を残す伊勢の街に繰り出す。

伊勢神宮は朝5時から参拝が出来るので
朝イチで行くことを決めていた。

ホテルを出ると地面が濡れていて
眠っている間に雨が降っていた様子。



ホテルから外宮参道までは歩いて5分とかからないが、その間にも軽く霧雨が降ってきた。


神社参拝時に降る雨を、「浄化の雨」という。



伊勢神宮ともなると、大勢参拝に来るので、
人の念も残っていることはありそうだな
とおもっていたが、


雨が降ったことにより洗い流され
真っ新な新鮮な気持ちで
外宮の鳥居をくぐることが出来た。

気の持ちようだよ。
と思う方もいると思うが、人生気の持ちようで
如何様にも変わると思っている(笑)


時期は真冬なのでまだまだ真っ暗な中、
朝イチ参拝を心に決めた参拝者達が
順番に橋を渡り鳥居をくぐっていく。


手水の場所を見落としそうなくらいの暗闇。

人の流れと、
人のスマホライトにサポートされながら手を清め
まず正宮へと向かう。

暗すぎて鳥居が撮れず、手前の木でご勘弁を!笑

※この奥が鳥居です。

真っ暗な参道を歩いていると、
神聖な探検をしているような気持ちになった。

真っ暗だけど、不思議と怖くはない。
それよりも、早朝の空気をたっぷり肺に吸いこみ、
自分も自然の一部であることを再確認できる
清々しさがあった。


新鮮な朝の浄化された空気を吸って、
木々達もうれしそうだなと感じながら
歩いていたら、あっという間に正宮へ到着。

初めて来ることが出来たこと
ご縁をいただいた感謝を告げる。

初めて立つ地をしっかりとかみしめられたと思う。

正宮と古殿地を後にして、
次は多賀宮(たかのみや)へ。

結構な段数の階段を昇っていくため
ココだけはライトアップしてくれていた。
(優しさ…♡) 


多賀宮を後にしようとしたとき、
関係者らしきおじさまに、

「前は名前が変わったんだよ。
それを知っている人がいたら
ちゃんとお勉強しているってことだね」

といきなり笑顔で話しかけ、びっくりしたけど、
私は昔から、おじさまによく声をかけられ、
唐突に何かを教えられることが本当に多い(笑)

少し調べてみたけど
どう変わったのかは見つけられなかったので、
知ってる人がいたら教えてほしいです(笑)


そのあとも、別宮など含め一通り参拝。
まだ社務所も開いていないので、それまでの間、たっぷりと外宮のエネルギーを感じた。

澄んだ空気の奥に
暖かさを感じる不思議な感覚がずっとあった。

12月の早朝なのに、不思議とまったく寒くない。
5時半も過ぎると、だんだんと参拝者が増えてきた。


社務所は6時ちょうどに明かりが灯り、
私達は御朱印とお守りをもらいにいった。

このご時世、御朱印は書置きが多い中
伊勢神宮は外宮内宮共に、
その場で御朱印帳に書いてくれるのもうれしい。


必然のタクシー

外宮を後にし、
内宮までバスで行くため目の前のバス停に行くと、つい2分前にバスが行ってしまったところだった。


次のバスまで30分以上あり、
外宮参道はお店が空いていない。

タクシーアプリは意味をなさないので
伊勢駅でタクシー会社を教えてもらい、

電話したところ、5分もしないうちに
感じの良い運転手さんが迎えに来てくれた。


また、このタクシーを呼んだことも
後に意味を持ってくる。


内宮に行きたい旨を伝え、
まだ朝焼けも眠る伊勢の街を静かな速度で進む。
一目見れば観光客だとわかる私達に、
運転手さんが伊勢参りについて教えてくれた。

昨日、二見興玉神社に行ったことを伝えると、

「今日は、朝雨が降ってよかったですね(^_^)
伊勢神宮に参拝する朝は雨が降ったほうがいい。
浄化されて澄んだ状態で迎えて下さるので
ラッキーでしたね」

とおっしゃったのだ。
朝、浄化の雨で気持ちがいいなと感じたことは
正解だった。

そして、二見までいったのなら、
最後はあの山の上にある、伊勢神宮の鬼門を守る【朝熊岳金剛證寺】まで行ってみてください。


伊勢神宮には狛犬がいないでしょう?
狛犬の役割も果たしているお寺さんで、
「お伊勢参らば朝熊をかけよ
朝熊をかけねば片参り」
と言われているほどですよ。


と教えてくださった。
そこまで行って初めて伊勢参りが完結する。

翌日は、レンタカーで鳥羽に移動の予定だったので、朝に立ち寄ることにした。

旅行の時、タクシーの運転手さんと話すのは結構好きで、いつも優しく地元の情報を教えてくれる。

今回も参拝のことから、
地元ならではの裏話も聞かせてもらえて
道中とても楽しかった。

内宮の手前、おかげ横丁付近で止めてくださり
最後に運転手さんが撮影した
夏至の夫婦岩の写真からパワーをもらい、
タクシーを後にした。

眠るおかげ横丁 しかし主は起きていた

タクシーを降りた私達は
誰もいない朝のおかげ横丁を歩く。

もっとお店も開いているものかと思っていたが、
まったく開いていない。
大体が9:00や10:00頃がオープンの様子。

伊勢といえば有名な銘菓【赤福】があるが、

主ともいえる赤福本店様は
なんと朝5時から営業!

気合と貫禄が別格だった。

この佇まい〜。



「おはようございます~」 

という優しい挨拶に引かれて
吸い込まれるように店内へ。

驚いたのが、店内はテーブルがない。
お座敷においていただくスタイルだった。


私達は、五十鈴川の見える縁側に案内され、
まだ朝靄が山にかかる澄んだ空気と
澄んだ五十鈴川を見ながら
赤福餅と暖かいほうじ茶を交互に口に運ぶ。


至福。圧倒的至福の極み。
すこし冷えた体に沁みわたるお味でした。

今まで、お土産でしか食べたことがないのだけど、
店内で食べる方が
心なしかお餅が柔らかいように感じた。


赤福ってなんでこの形なんだろうと
思いながら食べていたら、
これは、目の前に流れる五十鈴川を表現しているんですよ~とサラっと教えていただいた。

こ…心が読まれている…(笑)


赤福の歴史も感じたところで
出口は五十鈴川の方に下ってくださいとのこと。


なるほど。

赤福食べて、五十鈴川のほとりを歩かせるコースですね!素晴らしい導線!(笑)

五十鈴川をゆっくりながめながら内宮へと向かう。

東京の早朝に散歩をしても
こんな豊かな景色は見ることが出来ない。
目と細胞が喜ぶ散歩コースだった。


旅noteは長くなってしまうので、
伊勢神宮 内宮はまた次回に。

ここまで読んでくれた方ありがとうございます。
自由に旅もできない状況ですが、このnoteで一緒に伊勢に行きましょう(^_^)/



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