見出し画像

令和5年12月 第18回定例会 一般質問④若年層の予定外妊娠をなくす取組について

こんにちは。尼崎市議会議員 池田りなです。令和5年9月 第18回定例会 において、若年層の予定外妊娠をなくす取組について取り上げました。

現在、本市では一般社団法人えんぐらぶとユースセンターに設置された尼崎ユース保健室で、若者の性に関する相談も受けています。

尼崎市では、10代の中絶件数は、2020年22件、2021年24件です。出産は、2020年43件、2021年39件となっています。毎年60人程度の10代の妊娠があります。

2018年、WHOは意図しない妊娠のリスクに直面する女性は、緊急避難の手段にアクセスする権利があると各国に勧告しました。学校では、文部科学省のはどめ規定もあり、子どもたちが避妊を含めた性に関して知る機会が非常に少ないのが現状です。

2019年、緊急避妊薬のオンライン診療が解禁され、医療機関から処方箋をファクスなどで薬局に送れば、薬局で受け取れるようになりました。尼崎市内で、緊急避妊にかかわる対面診療が可能な産婦人科医療機関は10軒、オンライン診療にかかわる緊急避妊薬の調剤が対応可能な薬剤師及び薬局は16軒あります。

お伺いします。
<池田>こども青少年局
若年層が、緊急避妊薬の知識を含む性についても知る機会が必要と考えますが、どのように機会をつくっていくか具体的に教えてください。

〈答弁〉
現在、ユース交流センターにおいて、日常的に利用者より様々な相談を受けている中で、衛生や妊娠に関する相談も含まれており、青少年が、からだや性・妊娠などの健康に関する正しい情報を得ることは、非常に重要であると認識しております。

そのような中、本年11月よりユース交流センターにおいて、民間団体の主催による「あまがさきユース保健室」という相談窓口が週1回定期間継されることになりました。

この「あまがさきユース保健室」は、小学生から20代までの青少年を対象に、性を含めた心身の健康について無料相談できる窓口であり、家庭や学校以外の第3の居場所としての役割が期待できることから、本市が後援しているものです。

この「あまがさきユース保健室」の実践も踏まえ、今年度中に、ユース交流センター利用者等の青少年を対象として、緊急選妊薬も含めた性の知識を学ぶ研修を市の主催で実施したいと考えております。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?