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派手なものがたりを求めない。

わたしは自分に自信がない。
という話からこのnoteを始めたいと思う。

おそらくそれが、わたしという人間の根底が見える話だと思うので。
(自己紹介がわり。)

以下、だらだらと書きます。

さて、なぜそんなにも自信がないのか。

昔からいわゆる「学校の勉強」はそれなりにできるタイプで、先生からはよく褒められた。
絶対的な正解がある問いに対して、すでに学習している知識を組み合わせて解決していくプロセスはわかりやすいし、好きだし、得意だった。

しかし受験競争を終え大学に入学してみると、この世界にはわかりやすい正解、だれもが納得する正解なんてものは実はほとんどないことにようやく気がつく。

子どものころから10年以上どっぷり浸かってきた、「だれもが認める正解と、それに則った行動」という拠り所が、急にガラガラと崩れてしまったのだ。

もうね、突然の荒野。教科書や参考書はもうわたしを守ってくれない。


そしていまだに正解のない世界に慣れることは難しくて、「この考え方は正しい?」「これで人は納得してくれるのか?」「おかしいと思われないかな?」と無意識に考えている気がする。
結果、いつもまわりを気にして、自分はこうなんだぞ!と主張することが苦手になってしまった。

自分に自信ないウーマンの誕生である。

(まったく関係ないけど、うちのねこかわいすぎないですか?)


こんな性格なので、このnoteを始めるのにもめちゃくちゃ時間がかかった。

記憶が正しければ去年の秋くらいにアカウントを開設して、どういうふうに書けば良いのか悩み、気づけば1年近く経っていた。1年って。考えすぎでしょ。考えてないけど。

何をそんなに悩むかといえば、「このnoteの目指す先は?」「テーマがしっかりしてないと意味がないのでは?」「わたしが書けることって何だろう?そんなものあるかな?」というめんどくさい思考の無限ループ。

でも実はそんなことはあまり大事ではなくて、要は「きっかけ」待ちだったんだよなーと、書き始めたいまだからこそ思う。

自分に自信がないから、誰かや何かに背中を押してもらいたがる。
noteを書き始めるための、崇高な理由を考えたがる。
自分の文章をインターネットの海に送り出すに至る、強烈な原体験や、派手なものがたりを探そうとする。

自分のことながら、いいからとりあえずやってみろよ!という気持ちになる。というか実際なりました。


長々と書いてはみたけれど、つまりはもっとシンプルに、書きたいことを、書きたいから書く。

まずは自分のために書く。
自分の考えを整理するために書く。
自分の気持ちに気づくために書く。

かっこいいビジョンなんかなくても、いつか何かのおもしろいことのきっかけになるんじゃないか、くらいのゆるさで。

#日記


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