桃の節句
こんにちは。
3月3日は上巳(じょうし)桃の節句ですね。
”節句”と言われて5つがすぐに言える人はそう多くはないことと思います。なんとなくnote界隈の方は知ってはりそうなイメージですが。
節句は中国の思想から始まり、奇数の月にしかないらしいですね。しかも5回。
(だから五節句と言うのか!!)
ここからはちょっと真面目な話を。
池坊には花伝書が多く残されています。
花伝書とは、いけばなの技法や心構えが記された書物で、今もそれを元にして花をいけています。
その花伝書の1つ「専応口伝」には、「三月、桃・杜若」とあり、「上巳、桃、柳、款冬」と記されており、すでに室町時代には桃がいけられていたことが伺えます。
また、桃は古くから邪気を払う霊木とされ、桃の実は不老長寿の仙果と言われていました。桃の節句は、女の子の成長や幸せを願うゆかしい行事で、桃の花をいけて雛を飾ります。
心豊かな美しい行事を、これからも伝えていきたいものです。
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