TOEIC LRSW4技能 1390点満点までの勉強法㉒
はじめに
このシリーズでは,私がTOEIC LRSW4技能1390点満点を達成するまでの道のりについて,具体的な勉強法を交えて紹介している。⑳からは,TOEIC Readingテストについて書いてきた。
前々回,前回とリーディングパート全般に関する記事を書いてきたが,今回からは個別のパートについて詳しく書いて行きたいと思う。この記事においては,私が実践した勉強法を紹介する。具体的な問題の解説ではないという点にご注意願いたい。
それでは,今回はPart5とPart6について勉強法を紹介する。この2つのパートをまとめたのはPart5とPart6で求められる力には共通する点があるからだ。まずは,それぞれのパートの特徴を見ていこう。
Part5 短文穴埋め問題 30問
内容
文の中の空所に入れるのに,4つの選択肢の中から最も適当なものを選ぶ。この問題には品詞問題等の文法問題,語彙問題といったものがある。
前回の記事でも書いたように,リーディング力の底上げのための学習には基礎的な文法や語彙力アップが必然的に伴うことになる。しかしPart5で満点を目指すとなると,日頃のリーディングやその他英語を使う機会において必要な文法・語彙力よりもちょっと行き過ぎなくらいの知識が必要になるかもしれない。
Part6 長文穴埋め問題 16問
内容
文章中の空所に入れるのに,4つの選択肢(単語や句または一文)の中から最も適当なものを選ぶ。各長文には設問が4問ずつある。
Part5とPart6の共通点
すでに本番形式の問題を解いたことがある方はご存知の通り,Part6で求められる力はPart5と非常によく似ている。空所の前後の内容から,文法的あるいはコロケーション的に適切であるものを選ぶという形式だ。
Part5とPart6の相違点
しかしながら,Part6ではPart5で求められなかった力も求められる。文書全体の流れを踏まえて,適切な文を選ぶ形式の問題があるのだ。この問題に関しては文法的/語彙的な知識ではなく,文章の流れを読み解く力が必要となる。
Part5・6攻略に必要な勉強
実際,私の場合には最後まで苦戦したのがPart5であった。Readingの満点よりも先にリスニング,スピーキング,ライティングの満点取得,英検一級合格を達成したものの,リーディングの最後の5点に苦戦した。実際リーディングの満点を取る前の時点でも特に文法面で不自由を感じたことはなかったのだが,Part5攻略となると話は違うのだろう。
Part5については勉強法というよりもとにかくPart5形式の問題をたくさん解いて理解し,同じような問題に次は正解できるようにするというぐらいしかないかと思う。(語彙・コロケーションについては単語帳でおぼえていくのも併行するとよいが。)
そして,Part6であるが,文法的な側面,語彙的な側面で解かせる問題に対してはPart5の学習をすれば自然と解けるようになるだろう。しかし,先ほども述べたように適切な文を選ぶ問題については特別になってくるため,これに関しては別途最後にまとめの項目で補足をしたいと思う。
ということで,今回は私が最初から最後までの間で活用した教材を紹介する。(公式問題集はもちろん大いに活用したが,ここでは割愛する。)
満点取得までに活用した教材(書籍・動画)の紹介
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